お金以外で子どもが喜ぶ「お年玉」を考えてみた!図書カード?おもちゃ?
年末が近くなると、帰省の準備に忙しくなるママも多いはず。子どもたちの、お正月の一番の楽しみといえば「お年玉」。親戚の甥や姪たちと会える楽しみもありつつも、絶対忘れてはいけない最大の任務と思い、毎年忘れないように気をつけています。
「お年玉」=現金が普通だと思いますが、子どもがまだ小さかったとき、お年玉袋にお札が入っていたのをお金だとわからず、一緒にもらったお菓子セットを、とても喜んでいたのを覚えています。
「お年玉」は、もともとはお供えした餅を配っていたのが由来
「お年玉」を辞書で調べてみると、「新年をお祝いして、子どもに送るお金や品物」とあります。また昔からのしきたりをまとめた本によると、もともと「お年玉」は「年神様(新年の神様)からの贈り物」を意味し、年神様にお供えした餅を下ろし、年少者に配ったのが始まりとも書かれています。
それらを踏まえて、お金以外の「お年玉」を、いろいろ考えてみました。
子どもががっかりせず、喜んでくれそうな「図書カード」や「おもちゃ」
1つめは、「図書カード」。
2つ目は、「おもちゃ」。これは、あげる子どもの年齢や月齢、好きなものを知っていないと選ぶのが難しいですが、一番喜んでもらえるものかもしれません。知り合いの女性は、(実の兄から)子どものお年玉に現金でなく、直接「○○のおもちゃをお願いします」と言われたことがあるそうで、迷わないのは良いけれど、お年玉よりも高いものをお願いされて、「ちょっと戸惑った」と言っていました。もし、おもちゃを具体的に探すのが大変なら、おもちゃ店などで出している「ギフトカード」もおすすめ。
海外から帰省する人は「外国の貨幣」、小さな子には「お菓子」もウケ良し
3つ目は、「外国の貨幣」。
小さなお子さんなら、「お菓子」も大アリです。お金の価値がまだわからなかったわが子も小さいとき、とても喜びました。お菓子なら、年齢や興味に合わせたもの、お正月らしいもの、金額も数百円から千円以上まで、幅広く組み合わせを考えられます。気をつけたいのは、アレルギーや、「チョコやキャンディはまだ食べさせていない」など、家によってルールなどもあるので、ある程度事前に把握しておくことが大切です。
小学生には、「貯金箱」「目覚まし時計」など新年からがんばってほしいことにちなんだものも
小学生のお子さんなら、「貯金箱とおこづかい帳」を渡すというのもおもしろそう。お年玉をきっかけに、おこづかいを管理するというのも良いアイデアかもしれません。
また最近では、お年玉袋も多様化しています。子どもが喜ぶような「シール付き」、「おみくじ付き」のもの、上の写真にあるような最近はやりの顔出しパネルのものを手づくりして、それに入れて渡すのも喜んでくれそうです。あと、「1000円」が「100万円」になる、おもしろいお札のたたみ方もあるので、それで笑いを取るのも良いかもしれませんね。
(左が、「1000円」が「100万円」になるたたみ方。右の顔出しパネルのお年玉は、こちらからダウンロードできます)
現金を渡すときは、年齢や学年に応じた相場のチェックもお忘れなく
最後に、お年玉を現金で渡す場合の相場を、まわりの声とインターネットの掲示板の意見から、以下のようにまとめました。
----------------------------------
未就学児……硬貨、1000〜2000円
小学校中・低学年……2000〜3000円
----------------------------------
相場とはいえ、親戚同士で金額を決めているケースや、また「お年玉をあげない」と決めるケースもあるようなので、確認をしてから渡すのも安心です。「お年玉」の本来の意味を考え、子どもたちがその年1年、元気に楽しく過ごせるような「お年玉」を選んであげたいですね。
<文:フリーランス記者武田由紀子>
「お年玉」=現金が普通だと思いますが、子どもがまだ小さかったとき、お年玉袋にお札が入っていたのをお金だとわからず、一緒にもらったお菓子セットを、とても喜んでいたのを覚えています。
「お年玉」は、もともとはお供えした餅を配っていたのが由来
「お年玉」を辞書で調べてみると、「新年をお祝いして、子どもに送るお金や品物」とあります。また昔からのしきたりをまとめた本によると、もともと「お年玉」は「年神様(新年の神様)からの贈り物」を意味し、年神様にお供えした餅を下ろし、年少者に配ったのが始まりとも書かれています。
それらを踏まえて、お金以外の「お年玉」を、いろいろ考えてみました。
子どもががっかりせず、喜んでくれそうな「図書カード」や「おもちゃ」
1つめは、「図書カード」。
図書カードは、書店で使える商品券なので、本やまんが、文具などにも使えるので実用的です。自分で欲しいものを選ぶこともでき、小さいお子さんなら、親が書店で絵本を選んであげるのも良いですね。500円、1000円、2000円、3000円、5000円、1万円と価格も幅広いので、年齢に合わせて選びやすいです。
2つ目は、「おもちゃ」。これは、あげる子どもの年齢や月齢、好きなものを知っていないと選ぶのが難しいですが、一番喜んでもらえるものかもしれません。知り合いの女性は、(実の兄から)子どものお年玉に現金でなく、直接「○○のおもちゃをお願いします」と言われたことがあるそうで、迷わないのは良いけれど、お年玉よりも高いものをお願いされて、「ちょっと戸惑った」と言っていました。もし、おもちゃを具体的に探すのが大変なら、おもちゃ店などで出している「ギフトカード」もおすすめ。
海外から帰省する人は「外国の貨幣」、小さな子には「お菓子」もウケ良し
3つ目は、「外国の貨幣」。
旅行好きの方や海外から帰省される方などは、ちょうど良いお年玉。小学生であれば、「日本ではいくらぐらいの価値がある」「この紙幣に描かれているのは誰」「どこの国で使える」など、世界の他の国への興味や知るきっかけになるとうれしいですね。
小さなお子さんなら、「お菓子」も大アリです。お金の価値がまだわからなかったわが子も小さいとき、とても喜びました。お菓子なら、年齢や興味に合わせたもの、お正月らしいもの、金額も数百円から千円以上まで、幅広く組み合わせを考えられます。気をつけたいのは、アレルギーや、「チョコやキャンディはまだ食べさせていない」など、家によってルールなどもあるので、ある程度事前に把握しておくことが大切です。
小学生には、「貯金箱」「目覚まし時計」など新年からがんばってほしいことにちなんだものも
小学生のお子さんなら、「貯金箱とおこづかい帳」を渡すというのもおもしろそう。お年玉をきっかけに、おこづかいを管理するというのも良いアイデアかもしれません。
また朝起きられない子には、「目覚まし時計」、早起きが日課になるような「日めくりカレンダー」、朝の水やりが楽しくなる「植物」などをあげるのもユーモアがあります。
また最近では、お年玉袋も多様化しています。子どもが喜ぶような「シール付き」、「おみくじ付き」のもの、上の写真にあるような最近はやりの顔出しパネルのものを手づくりして、それに入れて渡すのも喜んでくれそうです。あと、「1000円」が「100万円」になる、おもしろいお札のたたみ方もあるので、それで笑いを取るのも良いかもしれませんね。
(左が、「1000円」が「100万円」になるたたみ方。右の顔出しパネルのお年玉は、こちらからダウンロードできます)
現金を渡すときは、年齢や学年に応じた相場のチェックもお忘れなく
最後に、お年玉を現金で渡す場合の相場を、まわりの声とインターネットの掲示板の意見から、以下のようにまとめました。
----------------------------------
未就学児……硬貨、1000〜2000円
小学校中・低学年……2000〜3000円
----------------------------------
相場とはいえ、親戚同士で金額を決めているケースや、また「お年玉をあげない」と決めるケースもあるようなので、確認をしてから渡すのも安心です。「お年玉」の本来の意味を考え、子どもたちがその年1年、元気に楽しく過ごせるような「お年玉」を選んであげたいですね。
<文:フリーランス記者武田由紀子>