ママのための夏休みの過ごし方!イライラしないママになる
子どもたちにとっては待ちに待った夏休み!
一方、読者アンケートでは72.7%の人が「長期間子どもが家にいるとイライラが増える」と答えたように、ママにとっては試練の時期がやってきました。でも、ママにだって「今年の夏は楽しかったな」「イライラが少なかったな」と思えるようになってほしい。肩の力が抜けて、ラクチンになれるママのための夏休みの過ごし方をお届けします。
お話を聞いたのは:三浦りささん
NPO法人子育てパレット代表。東京都足立区で「マタニティ&ベビーハウスohana」を拠点とし、電話相談や子育てサロンの運営、各地での子育て講座を行い、多くのママと接している。著書に「寝顔に『ごめんね』言いたくない!さよならイライラ育児」(ポット出版プラス)。
ママだって夏休み、手抜きしたっていいじゃない!
私は、育児中のママをサポートする活動をしています。うちの子育てサロンに来るママに聞いても、「もう、夏休み嫌だ〜!」という声は本当に多いですね。
話を聞くと、「自分のペースを乱される」「家事が思うように進まない」ことが一番の原因のようです。さらに早寝早起きを守らなかったり、暑くてダラダラしている子どもの姿を見ると生活リズムを崩していることへの焦りが生まれ、それがまたイライラに変わってしまうのです。
確かに散らかっているよりはきれいな部屋の方がいいでしょう。規則正しい生活も大切です。ただ、それを守るためにガミガミ言って、イライラして、楽しくなくなるのはよくありません。「いつものペースが乱されるんだから、いつも通りにできなくて当たり前」と割り切ることも大事です。自分で「手を抜く!」と決めて、決意表明のためにも「ママも夏休みモードに入る」ことを家族に宣言してしまいましょう。
手抜きが嫌な人はポイント掃除や作りおき作戦で!
「私は手抜きが苦手。
家事ができないと逆にストレスがたまりそう」というママもいるでしょう。私自身掃除魔なので、いくら「家が汚くてもいいんだよ」と言われても我慢できないと思います(笑)。
そんなママは、「今日は洗面所だけ」「トイレだけ」というふうに、その日掃除する場所を決めるのがお薦め。短時間で済みますし、「掃除した感」も得られます。料理で手抜きはしたくないというママなら、子どもが寝てから作りおきをしておくのもいいですね。自分がどうしてもきっちりやりたいことは何なのか、どうすれば負担の少ない範囲できっちりできるのか、夏休みの機会に考えてみるのもいいと思います。