直行便で子連れにうれしい!ポーランドのヴィエリチカはヘルシーな世界遺産!?
すべてが塩でできている礼拝堂。地下にいても坑夫たちは欠かさず祈りを捧げていた
成田から直行便あり!気軽に行けるポーランド
日本(成田)から首都ワルシャワまで直行便もあるポーランド。2017年7月には増便され、週4便が両国をつなぎます。直行便がある、というだけでぐっと子連れにも行きやすく感じるもの。ヨーロッパで成田空港から直行便で行けるのは14か国のみ(2017年7月現在)ということを考えると、これはぜひ子連れで行ってみたいものです。なにしろポーランドといえば長い間“東側”の国としてべールに包まれていた存在。世界遺産のアウシュビッツ・ビルケナウがあまりにも有名ですが、実は美しい旧市街の街並みや豊かな自然などほかにもたくさんの世界遺産があるのです。
世界遺産、クラクフの旧市街にある聖マリア教会はシンプルな外観からは想像できないほど豪奢で美しい
ポーランドを代表する世界遺産の数々
とかく悲惨な歴史が語られることの多いポーランドですが、敬けんなカソリック教徒が人口の大半を占めるのどかで穏やかな国。数百年の歴史ある木造教会群もポーランドの世界遺産として代表的なもののひとつです。そしてもうひとつ、そんなポーランドらしい世界遺産が、ヴィエリチカ岩塩坑。古都クラクフから車で30分ほどの近郊にあるヨーロッパ最古の岩塩鉱です。ヨーロッパには古くから使われていた塩鉱がいくつもありますが、こちらは規模の大きさ、そしてつい最近まで実際に稼働していたこともあって1978年に世界遺産に認定されたのでした。現在は年間150万人もの人が訪れる、ポーランドきっての人気スポットとなっています。
坑道の全長はなんと300㎞!降りるときは階段だが、最後にはリフトで一気に地上に戻れる。
最後のリフトが狭いのと、階段も多いのでベビーカーは難しそう
冒険心をくすぐるツアーも家族で参加できる
この岩塩鉱は地下327m、坑道の長さは300㎞にも及ぶとあって、かなりの規模を誇ります。9層にわかれた構造のうち、観光客が訪れることができるのは3層まで。見学するには入場の前にガイドツアーに参加しなければなりませんが、残念ながら日本語のツアーはありません。ただ、「坑夫たちのルートMiner’s Route」を選択すれば、ヘルメットにヘッドライト、作業着を着ての本格的ないでたちで普通の観光客と違う、もっと詳しく塩鉱内部に触れることが可能。