日本一売れているレシピ本の著者・山本ゆりさんの気負わない料理術とは?
一生懸命、食べさせようとして食べなかったり、逆に好きだったはずの野菜を急に食べなくなったり、それに振り回されたこともありました。でも、それこそ“空腹が一番の調味料”というのは本当で、むちゃくちゃおなかがすいているときに、嫌いな野菜を『味見する?』と、あげると食べたりするんですよね。なので、最近は子どものタイミングを待つようにしています。好き嫌いはいつかなおると思うのですけど、無理やり食べさせられた記憶があると、大人になっても食べられなくなっちゃうから…と自分に言い聞かせています。
子どもって、家でいつもと同じ感じで出すと食べなかったりするのに、外食で出てきたら食べたり、お弁当に入っていたら食べたりとか、そういうことってありませんか? お弁当だと食べて帰ってきたことがあったので、そのときはお弁当に入れていました。結構、雰囲気が大事かなと思います。みんなで『おいしい!』と言って食べるとか、あたりまえですけど。
『どうやったら食べてくれるのー!?』って、イライラすることもあると思うんですよね。
がんばって、工夫して、かわいく切ったときに限って食べなかったりして、そういうときのイライラしているお母さんって、子どもにとっても悪循環なので。親がやる気を出しているときほど食べないです(笑)」
今回の新しいレシピ本のポイント&おすすめレシピ2種
今回はブログでよく質問のあった、人が来た時のおもてなし使える、簡単に見栄えするレシピを入れたのがポイントとのこと。また電子レンジだけで作れるメニューも多く、とくにパスタの作り方は必見!
「鍋で麺をゆでるという工程もなしで、いきなりタッパーに麺を入れて、水を入れて、味付けもタッパーでしちゃうという調理法です。パスタって気軽に作れそうだけど、鍋を洗って、フライパンも洗ってって、実は洗いものが多いんです。
電子レンジレシピでこだわったのは、電子レンジだからこそうまくできるものを中心に載せたことです。パスタなんか、むしろレンジで作った方がおいしいんじゃないかなと思います。がんばってお湯いっぱい沸かして、作っていたのが何だったんだろうって。今回は工程の写真も入れました。
文字だけだと作っている途中で、本当にコレであってる?って、不安になるものが多すぎるから(笑)」
暑い夏は、「レンジで簡単」とか、「時短」というキーワードはうれしいですよね! 夏休みの簡単ランチにもぜひ試してみたいものばかりです。