「アルプスの少女ハイジ」が実写映画化! あの名シーンはどう映像化される?
小さい頃、大好きだったアニメのひとつが「アルプスの少女ハイジ」。幼な心に憶えているのが、ハイジが過ごすアルプスでの自然豊かな暮らし。原っぱをごろごろ転がってみたり、ブランコをこぐときにテーマソングを歌ってみたりと、アルプスへの憧れを胸に、ハイジになりきって遊んでいたのをよく覚えています。
そんな名作アニメが、実写映画「ハイジ アルプスの物語」になり、8月26日(土)から公開されます。ハイジファンとして、「これは見逃せない!」と、ひと足先に鑑賞してきました。
舞台はスイスのアルプス。大自然に囲まれた美しい場所に来たハイジ
舞台はスイスのアルプス。両親が亡くなり、親戚のデーテおばさんに面倒をみてもらっていたハイジは、おばさんの仕事の都合で、アルプスの山小屋にひとりで住むおじいさん(アルムおんじ)の元に連れて行かれてしまいます。
無口で人付き合いが苦手なおじいさんだけれど、少しずつハイジを受け入れ、心を通い合わせるようになります。ハイジはヤギ飼いのペーターと仲良くなり、アルプスの暮らしを満喫しはじめますが、再びデーテおばさんがやってきて、「フランクフルトの大きなお屋敷に住める」とハイジを連れ去ってしまいます。そこで出会うのが、お嬢様のクララ。足が悪く車いすで暮らしているクララの話し相手として、ハイジが連れてこられたのでした。
ストーリーは、アニメとほぼ同じ。実はアニメにも原作があり、元祖はスイスの作家ヨハンナ・シュピリによる1880年に出版された児童文学「アルプスの少女ハイジ」です。これまで60以上の言語に訳され、5000万部以上が発行されている人気の物語です。
ハイジはカーリーヘアに! アニメのイメージと変わらない、すばらしいキャスティング
ハイジ役を演じるアヌーク・シュテフェンは、撮影当時まだ9歳。
500人の候補の中からハイジ役を射止め、デビューを果たしました。アニメのおかっぱのようなヘアスタイルから、カーリーでラフなパーマが愛嬌たっぷり。キュートでエネルギッシュな雰囲気がハイジ役にぴったりです。両親を亡くし、数奇な運命をたどることになっても、いつも前向きで積極的に生きるハイジに元気がもらえます。
やんちゃなペーター役の少年や、アルムおんじを演じたブルーノ・ガンツなど、アニメのイメージにぴたりと合うキャスティングもすばらしいです。クララは足が悪い以外は元気ですが、線が細く美少女という点は同じです。