タブレット学習はきちんと勉強できる? 家庭で気をつけたいことは?
インターネットが普及し、スマートフォンに加え、家ではパソコン、そしてタブレットを使ってゲームをしたり動画を見たりと、自分自身の幼少期とは全く違うデジタル時代を今の子どもは生きています。2020年には、大学入試改革(現行のセンター試験が廃止され、新たな共通テストがスタート)、英語教育の改革(小3から英語が必修に)、教育のICT化推進により電子黒板やタブレット端末、デジタル教科書の導入が進んでいくといいます。
そんな中、今気になっているのがタブレット端末を使った「タブレット学習」について。早い学校では試験的に採用されている例もあるそうですが、タブレットを使って学ぶことに、抵抗のある親も多いと思います。「タブレットできちんと学べるの?」「書く力が衰えてしまいそう」「インターネットにつながっているのが心配」「視力低下が気になる」など。
先日恵比寿で行われた『ママのフェスタ 働き方見本市』で開かれていた「ママのためのタブレット家庭学習勉強会」に参加して、気になることを聞いてきました。
「タブレット学習」のメリットは、時間や場所を問わずどこでも学べる点
教えてくれたのは、「スマイルゼミティーチャー」として活動する木村沙織さん。タブレット型通信教材の「スマイルゼミ」を使っている4年生の娘さんの実体験を交えて、詳しく教えてくれました。
「タブレット学習の良いところは、家庭環境や住んでいる場所に限らず、一定水準以上の教育が受けられることです。またいつでもどこでも、自分のタイミングで勉強ができるのも魅力です。娘は、習い事で移動する車の往復30分をタブレット学習の時間にしています。‟スマイルゼミ”は、学校の教科書に沿ってプログラムが組まれているので、授業の予習・復習が何度もできます。文字も教科書と同じフォントを使っているので、すんなり学べて理解もしやすいようです」
子どものモチベーションを保つ、見守り機能が充実。祖父母参加も◎
親側のよくある悩みに「進んで勉強しない」「声をかけてもすぐにやらない」「間違いに気づかず進めている」などがあります。学びへのモチベーションは「見守り機能」が役に立っていると木村さんはいいます。
「うちでは、タブレットが遊び道具でなく特別な勉強道具になるよう、リビングの専用コーナーに置いています。目につく場所にあることで、取りかかりもスムーズになります。