子どもに幼稚園・保育園に行きたくないと言われた時に
「ようちえんいやや」
作・絵:長谷川義史童心社
【概要】
みんな、「ようちえんいくのいやや」と泣いています。理由はいろいろ、「いちごが好きやのに、ももぐみやから」「いすのマークがヘビさんやから」と言うけれど、結局は、「おかあちゃんといっしょにいたい」んです。
【おすすめポイント】
「ようちえん、いきたくない」、そう言われたことのあるママは多いのでは?そんな時、「どうして?」と聞いて返ってくる答えは、「そんなことで?」と言いたくなるようなことばかり。でもそのことばの中には常に「おかあちゃんといっしょにいたい」という気持ちが隠れています。
「いやや」と言われると少し心配になりますが、どんなに泣いていても、おかあちゃんがいなくなると結構楽しく遊んでいたりするもんですよ。いつまでも後ろ髪ひかれているのは大人だけかもしれません。子どもの順応性を信じて、「おかあちゃんといっしょがいい」という気持ちをしっかり受け止めながらも、笑顔で送り出してあげてほしいなと思います。
子どもの成長をしみじみ感じたい時に
「おおきくなるっていうことは」
文:中川ひろたか絵:村上康成 童心社
【概要】
「おおきくなるっていうことは」、服が小さくなる、あんまり泣かなくなる、できなかったことが1人でできるようになる、と、それぞれに親にとっては「そうそう」と思える内容ばかりがいくつか並びます。最後に先生のことばで「おおきくなるっていうことは、そういうこと」と締めくくります。
【おすすめポイント】
進級の季節です。年中さんは幼稚園保育園で一番お兄さんお姉さんになります。年長さんはいよいよ1年生。
私はこの本を読むたびに、子どもの小さい頃を思い出し、成長した今と比べて、それを支えてくれた周りの方々への感謝の気持ちや元気に成長してくれている子どもたちへの愛しさを感じます。あんなこともあったよね、こんなこともあった、でもだからこそ、こんなにも大きくなったんだ、と、我が子の小さい頃からの成長を思い、幼いころのアルバムを見たくなってしまいます。子どもと一緒にアルバムを眺めながら思い出にふけるのもいいかもしれません。
最後の先生のことば、「おおきくなるっていうことは、そういうこと」。さて、どういうことなんでしょう。ぜひ絵本を開いてみてくださいね!
子どもが疲れているかも、と感じた時に
「だいすきひゃっかい」