ママでも輝く!マイペース起業のリアル
出産してしばらくは育児に専念していたけれど、子どもが少しずつ成長してきて自分の時間が少しずつできてくると、前からやりたかったことや得意なことを始めてみたい…。
そんな思いをきっかけに実際に「起業」という形でアクションを起こすママが増えてきています。
育児中の人におすすめしたいのが「マイペース起業」という働き方。その魅力と注意点について紹介します。
起業と聞くと何だかハードルが高そうに感じるかもしれませんが、簡単に言うと商品やサービスを提供しその対価としてお金をもらう活動です。
ハンドメイドのアクセサリーを作る、得意なお料理のレシピを公開する、というのは趣味の段階ですが、販売したり講習料をもらえばその活動はビジネスとなります。
そのスタートは「私はこういうことをしています」「こんなことができます」と宣言するだけ。
難しくはないんです。
起業はあくまでもワークスタイルのひとつ。
時間や場所にとらわれずに働けますし、知識や経験を生かしてやりたい仕事ができるからマイペースに仕事を進められます。育児や家事と並行しやすいのはママのワークスタイルとしてはメリットが大きいですね。
その反面、責任はすべて自分が100%負わなければいけません。
たとえ子どもが熱を出したとしても、お客さまがいる以上急な変更やキャンセルはできません。スケジュール管理や万が一の時の対策法を常に意識しておくことが大切です。
では実際に起業したママのリアルな声を紹介しましょう。
【中路朋さん(40代・シュガーデコレーション教室sugar decor主宰)】
―起業されたきっかけは?
育休中に主人の転勤の可能性が高くなり、場所が変わっても続けられる仕事をしたいなと考えていた頃、近所のアイシングクッキー教室を知って通い始めました。
―教室を開くまでに大変だったことは?
教室を開く前から「自宅教室を開く」という目標があったので、勉強を始める少し前からブログをスタートさせました。ブログ上で他の人とコミュニケーションをとるようにして、シュガーの勉強の様子や子育ての様子などをアップし続けたのですが、続けるのは正直大変でした。
シュガーの勉強が終わってすぐに、ブログで体験レッスンを募集してみました。その頃はシュガーの教室も少なかったので、運よく興味を持ってくれる方が多くいらっしゃいました。
ただし最初の1年間は修行のつもりでしたから、いただいていたのは材料費だけ。収入になってきたのはもっと後ですね。
―本格的なコースを開いてからはどのように進めてきましたか?
教室を開いてからは、娘が幼稚園に通っている時間に教室を開催して、夜娘が寝てから準備をする、というリズムを作っていました。
最初のうちは、とりあえず何かできそうなイベントなどを見つけたらすぐに申し込んだり、いろいろなことに参加していました。そのイベントで理想の結果が出なくても、そこでお会いした人から声をかけてもらい次の仕事につながることもありましたよ。
(ウエディングの手土産をイメージしたステンドグラスクッキー)
作品の撮影に力を入れていた時期に、料理教室のポータルサイトが主催する写真コンテストに応募したら準グランプリをいただいたことがありました。
自分で努力していた結果が出たと実感しましたし、審査員からの高評価のコメントで達成感を得られたので、さらに頑張ろうという気持ちになれました。
―教室を続けてきてやりがいを感じたのはどんなことですか?
私の教室は〇〇協会に所属して…というものではなくて、私がオリジナルでコースを作って開講しています。そのコースを習得して認定講師となった生徒さんが、次の生徒さんへ教えていくという仕組みを作りました。生徒さんからのリクエストを受けて作ったのですが、ゆっくりではありますがしっかりとした形になってきたように思います。
生徒さんのところに通う生徒さんから「シュガーの世界が楽しいです」と言っていただいたときは、しっかりとつながりができていたこと、お会いしたことのない方にも楽しんでいただいていることが分かってとても嬉しかったです。
(お砂糖のお花をメインにしたディスプレイにもなるステンドグラスクッキー)
また、娘が1歳のときに福岡に引っ越ししてきて、ゼロからスタートしました。それから約6年間続けてきて、スタートした頃には思ってもいなかったスタイルにゆっくり変化して、縦のつながりができ始めている点もやりがいを感じますね。
娘は私が働く姿を直接目にする機会が多いので、友達や学校の先生などに自慢してくれているようです。働く姿を見せられることは私にとっても貴重な経験だと思いますし、娘が大人になったときの人生の指針の一つになればと思います。
―今後も起業家として生き抜いていくためにどんなことが必要だと思いますか?
ともかく努力の結果が直接反映されやすい世界です。努力が形にならないことはあるかもしれませんが、努力のないものが形になることは絶対にないですね。特に最近はインスタグラムなどで生徒さんの目も肥えてきているので気が抜けません。
また、SNSの影響で、情報の動きやデザインの流行の移り変わりがとても速いと感じます。最初は私もそういった流れについていこうとしていましたが、長く講師を続けたいという自分のスタイルには合わないと気が付きました。
人に影響され過ぎず、飽きられず、自分が良いと思ったものに絞り込んで発信し続けようと思っています。
また起業には定年がないので出来るだけ長く続けること、今やっている仕事を次の生徒さんにも繋げていくことが目標です。しっかりとしたスキルを身につけることのできる教材を作ってアイシングクッキーの世界を広げていきたいです。
家事や育児と両立しながら好きなことで起業する、ここまでは比較的簡単なのですが、大切なのは継続すること。
そして継続してくためには、自分のペースを見極めて進めていくことが大切です。
もうすぐ新年度。
<文・写真:フリーランス記者河野由美子><取材協力:シュガーデコレーション教室sugar deco>
そんな思いをきっかけに実際に「起業」という形でアクションを起こすママが増えてきています。
育児中の人におすすめしたいのが「マイペース起業」という働き方。その魅力と注意点について紹介します。
起業は難しいことではない
起業と聞くと何だかハードルが高そうに感じるかもしれませんが、簡単に言うと商品やサービスを提供しその対価としてお金をもらう活動です。
ハンドメイドのアクセサリーを作る、得意なお料理のレシピを公開する、というのは趣味の段階ですが、販売したり講習料をもらえばその活動はビジネスとなります。
そのスタートは「私はこういうことをしています」「こんなことができます」と宣言するだけ。
難しくはないんです。
ママだけど起業できる?
起業はあくまでもワークスタイルのひとつ。
時間や場所にとらわれずに働けますし、知識や経験を生かしてやりたい仕事ができるからマイペースに仕事を進められます。育児や家事と並行しやすいのはママのワークスタイルとしてはメリットが大きいですね。
その反面、責任はすべて自分が100%負わなければいけません。
たとえ子どもが熱を出したとしても、お客さまがいる以上急な変更やキャンセルはできません。スケジュール管理や万が一の時の対策法を常に意識しておくことが大切です。
■マイペース起業中のママの本音は?
では実際に起業したママのリアルな声を紹介しましょう。
【中路朋さん(40代・シュガーデコレーション教室sugar decor主宰)】
―起業されたきっかけは?
育休中に主人の転勤の可能性が高くなり、場所が変わっても続けられる仕事をしたいなと考えていた頃、近所のアイシングクッキー教室を知って通い始めました。
何度か通ううちに「もし転勤しても自宅で開業できれば続けられる」と思うようになり、本格的に勉強して2011 年に教室を開きました。
―教室を開くまでに大変だったことは?
教室を開く前から「自宅教室を開く」という目標があったので、勉強を始める少し前からブログをスタートさせました。ブログ上で他の人とコミュニケーションをとるようにして、シュガーの勉強の様子や子育ての様子などをアップし続けたのですが、続けるのは正直大変でした。
シュガーの勉強が終わってすぐに、ブログで体験レッスンを募集してみました。その頃はシュガーの教室も少なかったので、運よく興味を持ってくれる方が多くいらっしゃいました。
ただし最初の1年間は修行のつもりでしたから、いただいていたのは材料費だけ。収入になってきたのはもっと後ですね。
―本格的なコースを開いてからはどのように進めてきましたか?
教室を開いてからは、娘が幼稚園に通っている時間に教室を開催して、夜娘が寝てから準備をする、というリズムを作っていました。
家事と育児の両方をしなければいけませんから、どちらにも無理が出ないようなスケジュールにあえて調整していましたね。
最初のうちは、とりあえず何かできそうなイベントなどを見つけたらすぐに申し込んだり、いろいろなことに参加していました。そのイベントで理想の結果が出なくても、そこでお会いした人から声をかけてもらい次の仕事につながることもありましたよ。
(ウエディングの手土産をイメージしたステンドグラスクッキー)
作品の撮影に力を入れていた時期に、料理教室のポータルサイトが主催する写真コンテストに応募したら準グランプリをいただいたことがありました。
自分で努力していた結果が出たと実感しましたし、審査員からの高評価のコメントで達成感を得られたので、さらに頑張ろうという気持ちになれました。
―教室を続けてきてやりがいを感じたのはどんなことですか?
私の教室は〇〇協会に所属して…というものではなくて、私がオリジナルでコースを作って開講しています。そのコースを習得して認定講師となった生徒さんが、次の生徒さんへ教えていくという仕組みを作りました。生徒さんからのリクエストを受けて作ったのですが、ゆっくりではありますがしっかりとした形になってきたように思います。
生徒さんのところに通う生徒さんから「シュガーの世界が楽しいです」と言っていただいたときは、しっかりとつながりができていたこと、お会いしたことのない方にも楽しんでいただいていることが分かってとても嬉しかったです。
また、娘が1歳のときに福岡に引っ越ししてきて、ゼロからスタートしました。それから約6年間続けてきて、スタートした頃には思ってもいなかったスタイルにゆっくり変化して、縦のつながりができ始めている点もやりがいを感じますね。
娘は私が働く姿を直接目にする機会が多いので、友達や学校の先生などに自慢してくれているようです。働く姿を見せられることは私にとっても貴重な経験だと思いますし、娘が大人になったときの人生の指針の一つになればと思います。
―今後も起業家として生き抜いていくためにどんなことが必要だと思いますか?
ともかく努力の結果が直接反映されやすい世界です。努力が形にならないことはあるかもしれませんが、努力のないものが形になることは絶対にないですね。特に最近はインスタグラムなどで生徒さんの目も肥えてきているので気が抜けません。
また、SNSの影響で、情報の動きやデザインの流行の移り変わりがとても速いと感じます。最初は私もそういった流れについていこうとしていましたが、長く講師を続けたいという自分のスタイルには合わないと気が付きました。
人に影響され過ぎず、飽きられず、自分が良いと思ったものに絞り込んで発信し続けようと思っています。
また起業には定年がないので出来るだけ長く続けること、今やっている仕事を次の生徒さんにも繋げていくことが目標です。しっかりとしたスキルを身につけることのできる教材を作ってアイシングクッキーの世界を広げていきたいです。
家事や育児と両立しながら好きなことで起業する、ここまでは比較的簡単なのですが、大切なのは継続すること。
そして継続してくためには、自分のペースを見極めて進めていくことが大切です。
もうすぐ新年度。
新たな挑戦をしたいなと考えているなら、マイペース起業というワークスタイルを考えてみてはいかがでしょうか。
<文・写真:フリーランス記者河野由美子><取材協力:シュガーデコレーション教室sugar deco>
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