卒園・進級シーズンに!メッセージカードや色紙をかわいく仕上げるコツ
卒園・卒業・進級シーズンになると、お世話になった先生や引っ越してしまうお友達への色紙やメッセージカードが回ってくることも多いもの。喜んでもらえるようにかわいく仕上げたいけれど、絵心のない私は、毎回メッセージを書いてシールを貼っただけのシンプルなものになってしまいます。心は込めているけれど、センスのよいお母さんがうらやましい…!そこで、「似顔絵ギフト」の似顔絵師・きゃりこさんに、色紙やメッセージカードをステキに仕上げるコツを聞いてきました。
かわいい挿絵を描くコツ
人物のイラストを描くコツについて、「顔のパーツを置く位置で印象が変わってきます。顔パーツを下半分に収めるとかわいい感じ、中央に集めると幼い印象、上下に長くなると大人の顔、と描き分けができます。同じパーツをいろいろなところに配置して描きたい顔のイメージに近づけてみてください。数人の人物を描くときは、口の表情に変化を持たせましょう。笑っていたり、すぼめていたり、歯や舌を出してみたり、片方だけ上げてみたりワンパターン化しないようアレンジするとにぎやかで楽しい絵になります。
応用編ですが、顔のパーツの大きさや形は人間みんな違います。そこも描き分けるとさらに似度(ライクネス)がアップしますよ」とアドバイスをもらいました。
そのほか、「絵が苦手なら、文字や、“にぎやかし”と言われる吹き出しやラインを工夫するだけで華やかになります。たとえば、文字を1回書いた上から少しずらして書くだけでもオシャレ。色を塗った上に文字を乗せるだけでもよいのですが、塗り方が雑だと台無しになってしまうので要注意。同じ方向に手を動かすようにするとキレイに塗れます。くるくる円を描くように塗るのもかわいいですよ」とのこと。
右下の色の塗り方に注目。ぐちゃぐちゃに塗りつぶすより、線を重ねるように手を動かしたほうが仕上がりがオシャレ
すぐにマネできそうなワンポイントイラスト、ラインやフラッグもいくつか提案してくれました。このくらいなら私でも描けそう!
子どもにオススメの画材と100均で手に入るお助けアイテム
筆圧が弱い子どもにオススメなのはクーピーやクレヨン。その他、ティッシュにスタンプインクやクレヨンをつけてポンポン押していく、白いクレヨンで絵や文字を描いて、その上に絵の具を塗ってはじかせる、という方法を教えてもらいました。また、「シールやマスキングテープはテイストと色味を揃えるとよいです。