フライドポテトがお店よりおいしい!?定番おかずがバージョンアップするレシピとは
仕事を終えて、子どものお迎えをした後の夕食作り。疲れているときに、本やアプリでレシピを見ながら料理を作るのは大変。そんな人におすすめしたいのが、料理家・有元葉子さんのレシピ本『レシピを見ないで作れるようになりましょう。』(SBクリエイティブ刊)。こちらの本は、レシピ本なのにレシピが載っていない!? という衝撃の本。レシピに頼って料理を作るのではなく、料理を作るために知っておきたいことを調理法別に分かりやすく紹介し、「料理のコツや感覚値をつかむ」ことで、おいしい料理が楽に作れるようになるというものです。
本には、材料や調味料の細かい分量が書かれておらず、ほとんどが目分量。
たとえば「ぱらぱらっと全体に塩をふる」「酒はたっぷり、しょうゆは少し色がつく程度」「カサカサ、シャカシャカというおいしそうな音が出るまで」などと書かれています。
早速本の中から、いくつかまねして作ってみました。
外食をはるかに超える感動のおいしさ!「フライドポテト」
ひとつ目は、「フライドポテト」。外食で食べることも多く、わが家では冷凍食品に頼りっぱなしです。フライドポテトのポイントは、「ジャガイモを切った後、塩水につける」と「揚げる前に5分茹でる」。塩水はジャガイモの表面のデンプンを落とすため、また茹でることでジャガイモの水分を抜くそうです。
ジャガイモを皮つきのまま大きめにカットして塩水につけ、その後塩を少し入れたお湯で5分茹でます。水気を切ったら、中温でこんがり色づくまで揚げます。
できたのがこちら。
香りから、普段のフライドポテトと全く違います! ほんのり甘い、香ばしい香りが食欲をそそります。食べてみると、皮がパリッパリ、中はほっくりサクサク。塩をかけなくても、ほんのり塩味が感じられ、そのままでもとってもおいしい仕上がりに。子どもたちも「おいしい!」「もっと食べたい!」と大好評でした。
鶏肉のうまみがぎゅっと詰まった「鶏のロースト」。筋を切って、子どもも食べやすく
ふたつ目に試したのが、「鶏のロースト」。鶏肉はチキン南蛮、照り焼き、唐揚げと、子どもにも大人気のメニューばかりですが、シンプルな味付けのものより、しっかり味をつけたもの・揚げものが人気です。
鶏のローストのポイントは、「膜切り・筋切りをする」「塩をして一晩おき、余分な水気を出す」。鶏肉、特にもも肉は筋肉の塊で、1本1本に膜がかかり、白い筋も何本か通っているそう。