「ちょっと勉強してみようかな」、「何か資格でも取ってみようかな」。ふと芽生える気持ち、ありませんか?でも家事育児に忙しく、結局何もせずに過ぎてしまう…。そんなママにお勧めしたい、ちょっと珍しい「調味料検定」。第1回の中上級(名人)合格者でもある筆者が紹介します。
「調味料検定」ってなあに?
「調味料検定」は、しょうゆ・みそ・酢・塩・砂糖など、調味料の種類や効果、活用法、文化や歴史にいたるまでを網羅した検定試験。今年9月に第3回を迎えるこの検定は、誰でも受験可能で、会場は東京・大阪・名古屋の3カ所。初回の協力企業が成城石井(第3回は北野エース)ということもあり、受験者には食品業界の方も含まれていたようですが、受験会場には、まさに“あんふぁん世代”の主婦層も見受けられました。“通”(初級)・“名人”(中上級)の2レベル制、合格すると立派な賞状がもらえます。
予想以上に大きかった3つのメリット
「資格を取る」という目的以外に、この検定を取得して得たメリットを紹介します。
1)料理の腕があがること間違いなし
料理のキーポイントととも言える調味料。正しい知識を持って使うと、素材を生かしたおいしい料理に仕上げられるようになります。また、調味料というとその"味"ばかりに注目しがちですが、もうひとつ大切なのは、その"効果・効能"。いわゆる「さ・し・す・せ・そ」の順番は、調味料の基本特性を反映したもの。調味料検定の勉強をすれば、食材を早く柔らかくしたい、上品な照りを出したい、そんな時のベストな使い方をマスターできるようになります。おうちの料理が格段においしくなって、家族みんなが笑顔に。
2)家事効率アップが実現できた
塩・酢や麹などの調味料をうまく使いこなし、下ごしらえの効率化や保存食の活用ができるようになって、料理の時短に成功。
勉強したことよって、こういう改善が実感できるのはとても嬉しいこと。浮いた時間に、ご褒美のコーヒータイムができました。
3)調味料の細かな違いを説明できるようになった
幼い頃、母とスーパーで買い物中、本みりんを探していた母に、「あったよ~!」とボトルを抱えていった私。でも、「これはみりん風調味料、本みりんとは違うの。ほら、お値段も違うのよ」と、さらりと言われてがっかりした記憶がよみがえってきました。当時は「え?何で?」とほとんど理解できませんでしたが、このテキストを読んで納得。