子どもと行く登山・安全に楽しむためのお役立ちグッズと上手なパッキング法
そして、暑くなったり寒くなったりしたときに、脱ぎ着して調整できるように、重ね着がオススメ。虫刺されなどを防ぐために、下も長ズボンで。ただし、ジーパンは汗を吸って重くなるので、チョイスしない方が無難です。
・素材は吸汗速乾性の高い化繊を
子どもは汗っかき。汗が冷えると急速に体温が奪われます。また、子どもは体温調節が未熟なので、吸汗速乾性の高い化繊のものを。夏山登山ならTシャツタイプが着やすいです。
・防寒着
防寒着は基本的に行動時に着ないので、できるだけ小さくなり携行しやすいものがいいです。
子どもと登山すると荷物がかさばりがちなので、コンパクト性を重視。
・靴
履きなれた運動靴が良いでしょう。
荷物は最小限にパッキングを
パッキング(packing)とは、”荷造りをすること” を意味し、登山では大切な作業です。リュックにうまく荷物をつめることができると、肩や腰への負担が減り、疲労感も軽減できます。リュックにつめた荷物が片寄っていたり、すぐに出したいものが下にあったりすると、登山中の快適さが半減してしまうばかりでなく、緊急時に困ってしまうので、しっかり準備しておきましょう。
<リュックに隙間なくかつ均等にパッキングする方法>
【一番下に入れるもの】使用頻度の低いもの・・・着替えなど
【中間層に入れるもの】重みがあるもの・・・食料、水、調理器具など
【上に入れるもの】すぐに出せるもの・・・防寒着、雨具など
【脇・隙間に入れるもの】その他小物など
【サイドポケットに入れるもの】すぐに出したいもの・・・行動食、手袋、カメラなど
【ウエストポーチなどに入れるもの】頻繁に出すもの・・・地図、筆記用具、財布、携帯電話、あめなど
小物のパッキングでとても役に立つのがジップロック!透明なので見やすいうえ、雨で濡れることもありません。
「安全に楽しく」がキーワード
子どもと行く登山は、「安全に気をつけながら楽しむこと」がキーワード。
登山は自然が相手ですから、ほかのスポーツのようにすぐに危険を回避したり、病院へ行くことはできません。だからこそ、親はきちんとリスクマネジメントし、安全を重視して装備を選ぶことが大切です。
そして、親は子どもの「楽しい気持ち」をプロデュースしてあげましょう。
我が家は登山を始めてから、家族の絆をより強くすること、同じ感動を同じ時に共有すること、体力強化することなどの家族が一つになって目指す目標ができました。
みなさんも、お子さんと一緒に山を楽しんでくださいね。
<文:フリーランス記者青木真美>