4人の子育てで実感!上の子のケアを最優先してうまくいったこと
我が家は2歳半違いの男女が4人います。きょうだいが多くても少なくても、悩みは尽きないもの。
子どもたちを10年以上にわたって育ててみてわかった、きょうだい関係がうまくいくコツをご紹介します。
私が上の子を特に大事にしようと思ったきっかけは
私自身が長女で、「お姉ちゃんなんだから」「お姉ちゃんなのに」と言われることが多くありました。子ども心に、お姉ちゃんは、我慢ばかりで損だと思ったものです。親の言い分は、長子は下が生まれるまで、親の愛情独占だったのだから、下の子が産まれたら、下の子にも愛情を注いであげないと、ということだったようですが、3歳違いのきょうだいだったので、記憶にない3歳までにたくさんの愛情を注がれたのだとしても、覚えているのは下の子にばかり愛情を注いでいるような錯覚。
そして、お姉ちゃんだから、という理由は下の子が3歳を過ぎてももちろん有効で、場合によっては一生続きます。それって、なんだか釈然としないなという子どもの頃の想いが、私が上の子を特に大事にしようとした根拠となっています。
上の子を特別扱いしても幼いころは不満あり!?
そうはいっても、小さな子ほど手がかかるのは事実。そして、私自身も、下の子が産まれるたびに、やっぱり小さい子のかわいさにメロメロになったものです。そのため長子が小さいうちは、意識的して長子を特別扱いしたり、たまにはわざと長子にだけ「内緒ね」とご褒美をあげたりしても、下の子を抱いていれば「私も!」、日々の必要なお世話をしているだけでも「下の子ばかりズルい!」という甘えや不満が消えてしまうということはありませんでした。
けれど、年齢を重ね、上の子が3人とも年長さんから小学校に入るくらいには、親の真似をするように下の子を可愛がるようになりました。まるで、親が与えた愛情がシャンパンタワーの一番上のグラスを満たしたかのように、優しいまなざしや愛情が下の子に向かい出したようでした。そのころになると、子ども自身も、自分は年上なんだという自覚が出てくるからかもしれません。
上の子に「特別感」を持たせるとうまくいく理由
我が家では、上の子に対して「あなたが一番上手だから、あなたが一番できるから、あなたが一番だから、だからまだうまくできない子を手伝ってあげてね」と常々言っていました。
絵本の読み聞かせ、ひらがなの書き方、服の脱ぎ着の仕方、おはしの持ち方、洗濯物の畳み方、お勉強から日常のことまで事細かに親が「教えた」