お兄ちゃんお姉ちゃんになる!なった!親子で読みたいおすすめ絵本
下の子が生まれる、お兄ちゃんお姉ちゃんになった!
うれしい気持ちを持ちつつも、不安でいっぱいの新米お兄ちゃんお姉ちゃん。弟妹と仲良くしてほしい、家族として受け入れてほしい、そんなママパパの気持ちが少しでも伝わればうれしいですね。今回はそんなときに親子で一緒に読みたい絵本を紹介します。
●親子で絵本を読む、その時間こそが大切!
絵本の内容はもちろん大事ですが、弟妹が寝ている間など、ほんの少しの時間でも親子で向き合う時間として、絵本を囲む、その時間こそがとっても大切です。絵本を読む時間だけは、上の子をひざに乗せて読む、ぎゅっと抱きしめてあげるなどのスキンシップも楽しみながらその時間を楽しんでほしいなと思います。
●ママにもぜひ読んでほしい
「ちょっとだけ」
瀧村有子さく 鈴木永子え福音館書店
【概要】
お姉ちゃんになったなっちゃん。いつもママがやってくれていること、ちょっとだけ自分でやってみようとがんばります。ちょっとだけうまくできました。でもお昼寝の時間、ねむたくなってきたなっちゃん。「ママ、“ちょっとだけ”だっこして…」
【おすすめポイント】
上の子に「ちょっとだけだっこして」と言われたら、みなさんはどう答えますか?
ママに甘えたいけれど、「おねえちゃんだから」と我慢している、でもまだまだ自分だって甘えたい、そんなお姉ちゃんお兄ちゃんの気持ちをしっかり受け止めてあげましょう。いつもありがとう、の気持ちを込めて、ギューッと抱きしめたくなる絵本です。
●パパママの気持ちを伝えたいときに
「ねぇ、しってる?」
かさいしんぺい作、いせひでこ絵岩崎書店
【概要】
もうすぐお兄ちゃんになるけいたくん。不安と期待でいっぱいだったけれど、実際お兄ちゃんになってみたら、お母さんは赤ちゃんのことばっかり。ぞうのぬいぐるみのそらさんを貸してあげなきゃいけないし、予想外のことばかり。
「もうお兄ちゃんやめようかな」
そんなとき、そらさんが聞かせてくれたこと、お母さんが聞かせてくれたことは、けいたくんはママとパパの「だいじっこ」だということでした。
【おすすめポイント】
小さいこどもに対しても、なかなか素直に「あなたが大事」を伝えるのは苦手な私。でもこの絵本を一緒に読んだ後ならば、「あなたはだいじっこ」というメッセージを素直に伝えられそうな気がします。表紙絵のように親子でぺっとりくっついて読みたい1冊ですね。