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子どもとも楽しめる!アイスコーヒーの淹れかたをプロに習いました

あんふぁん
蒸し暑い日が続くこの季節。家事や仕事の合間にアイスコーヒーが飲みたくなります。運動会やバーベキューの差し入れに持っていっても「デキる!」と喜ばれそう。
川崎市にある「cafe Denim」「Denim bis」のオーナー・善恭子さんにおいしいアイスコーヒーの淹れかたを教えてもらいました。

コーヒー豆は、ロースト加減で大きく味が変わる


まずはコーヒー豆について。
コーヒーは豆のロースト加減によって味が大きく変化するのだそう。7通りの焙煎の具合があり、「浅煎り」は酸味が強く軽い味わい。「深煎り」になるほど酸味がなくなり、甘み・苦味が出てきます。
コーヒーにこだわりのある人は、季節や時間に応じてロースト加減を替えるのだとか。

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豆から選ぶというと敷居が高いような気がしますが、「好みを教えていただければオススメの豆やローストレベルを提案しますので、気負わずいらしてください」と善さん。専門店やプロに相談しながら、自分にピッタリのコーヒーを探すのも楽しそうです。

購入したコーヒー豆(ミルでひいていないもの)は常温保管できますが、真夏は冷蔵庫に入れるのがベター。粉にしたものはその瞬間から酸化が始まるので冷凍庫で保管します。

ペーパーに湯通し。ひと手間で味が変わる!


「フレンチプレス、サイフォン、水出しなどさまざまな淹れかたがありますが、オススメは断然ハンドドリップ。コツさえつかめば香り高いコーヒーが自宅で淹れられるようになります」。

【ハンドドリップでのコーヒーの淹れ方】

1. ペーパーフィルターをドリッパーにセットし、ペーパーフィルターにお湯を通す。
このひと手間でペーパーの紙臭さが取れ、サーバーなどの道具も温まります。ホットコーヒーの時は必須。

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2. お湯を捨ててから粉を量って入れ、平らにする。粉は1人分12gが目安。粉を平らにしないとお湯が注ぎづらく、エグミ・雑味・味ムラの原因になります。粉を平らにするときはドリッパーを揺らして。指で平らにするのは厳禁!

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3. まずは蒸らし。中央から粉粉全体にお湯をさします。
この時に大事なのがポット。細くゆっくりお湯を回せるよう、細口のものがオススメ。急須でも代用できます。白い泡が出てきたらゆっくり“の”の字を書き、一度注湯を止める。するとハンバーグのように粉がふくらみます!

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4. 20秒程度蒸らしたら、また中央から注湯をはじめます。中央は太く、外周は細くなるよう直径5センチくらいの“の”の字を書く

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5. サーバーの目盛りを見て淹れる予定の半分まで落とす(4人分なら2の目盛りまで、6人分なら3の目盛りまで)。目盛りに達したらドリッパーをサーバーからはずします。このとき、ドリッパーにお湯が残っていても落とし切らないのがポイント!最後までお湯を落とすとエグミや雑味が出てしまいます

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6. ここまではホットコーヒーと一緒。
アイスコーヒーのポイントは「ここから急速に冷やす」こと!氷を入れてマドラーでかき混ぜ、溶けた氷の分を合わせて目標の量にします(4人分なら4の目盛りまで、6人分なら6の目盛りまで)。目標の分量になったら氷は取ってしまいます。これで完成!

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子どもと楽しむコーヒーのアレンジ


妊婦さんやお子さんもカフェインレスのコーヒーなら楽しむことができます。善さんにコーヒーのアレンジも聞いてきました。

「定番はおいしく淹れたカフェインレスコーヒーで作るゼリーでしょうか。たっぷりの牛乳で割ったアイスラテ、そこにコーヒーゼリーをプラスしたり、バニラアイスや生クリームを乗せるのもいいですね。その場合、オススメなのは動物性のもの。おいしいものにはおいしいものを合わせましょう。
チョコレートシロップ、キャラメルシロップ、練乳などをかけるとコーヒーショップで出てくるフラペチーノのようになってお子さんも喜ぶのでは?コーヒーを製氷皿で凍らせ、そこに牛乳を入れるアイスキューブラテも味が薄まることなく最後までおいしくいただけます。また、コーヒーは小豆にも合うんです。和菓子とコーヒーの組み合わせはぜひお試しください」

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和菓子とコーヒーは意外です!善さんのお気に入りの楽しみかたは、「ブラックコーヒーを飲みながら、黒糖やチョコレートをいただくこと」だそう。「コーヒー本来のおいしさを楽しめるし、体にもいいですよ」とのこと。

おいしいアイスコーヒーで、暑い夏を乗り越えたいと思います。

取材協力:「Cafe Denim」「Denim bis〜珈琲焙煎とおやつ」
店舗ホームページはこちら

<文・写真:フリーライター森藤理絵>

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