専門家が教える!子どもが野菜好きになる4つのテク ニック
8月31日は「野菜の日」。トマトやピーマン、ゴーヤなどの夏野菜がおいしい時期ですが、どれも子どもの嫌いな野菜の上位。そこで、まずは子どもに野菜に興味を持ってもらうためのテクニックを専門家が紹介。夏休みに親子でチャレンジしてみよう!
切り口が面白い!どんどん形が変わるよ
野菜を包丁やピーラーで薄く切って、オーブン用の網や揚げものザルに並べます。天気がいいと1日でも相当乾きます。野菜が縮んで形が変わる様子を観察してみましょう。家の中で干してもOKです。また、干した野菜をカレーなどに入れて、戻っていく様子を見るのも楽しい!料理のお手伝いにもなって一石二鳥です。
●オススメの野菜
・トマト……甘みが増します ※種を取り除いた方が失敗しにくいです
・ニンジン……皮をむいて輪切りにすると花みたいに仕上がります
・ゴーヤ……苦味が減って食べやすくなります
・オクラ……切り方によって面白い仕上がりに
えっ、これ野菜なの?いろんな香りがする不思議
香りだけで何の野菜か当てましょう。カップに野菜を入れてアルミホイルを被せ、小さな穴を数カ所開けたら準備完了。感じた香りを紙に書き出してみましょう。香りはいくつもの成分が組み合わさっていて、体調や経験によって感じ方が変わります。親子でも違って面白い!嫌いな野菜の中に別の香りを感じると印象が変わりますよ。
●オススメの野菜
季節のいろいろな野菜で試してみましょう。見た印象とは相当違うかもしれませんよ。
・キュウリ
・トマト
・ナス
豆って生きているんだね!水につけたら芽がにょきにょき
自分で育てた野菜は食べてみたいと思うもの。
●オススメの豆
・青大豆
・金時豆
・黒豆
・緑豆
・レンズ豆
※小豆は発芽しにくく、ヒヨコ豆は滑りが出やすいので避けてください
ベストなバランスはどれ?野菜とフルーツで朝ジュース
野菜の見た目や食感が苦手な子は、ジュースでチャレンジしてみて。バナナと牛乳(またはヨーグルト)をベースに野菜を1つ加えて(ニンジンや赤パプリカ、小松菜など)、ミックスジュースを作ります。ミキサーで混ざっていく様子や、食材の組み合わせで味の変化をみるのも楽しい。加える野菜を少しずつ増やして、ベストなバランスを探してみて。
多少の好き嫌いならあまり気にしなくても大丈夫!無理矢理食べさせようとすると、むしろトラウマになることもあります。親の食への思い込みが子どもの野菜嫌いの原因になっていることも。親がおいしいと思っている食べ方が、子どもには、臭いやクセが強くて食べにくい場合もあります。料理法を変えると食べられるようになることもありますよ。みじん切りにして料理に隠してしまうのも一つの方法ですが、やっぱり食べて〝おいしい〞と感じることが大切です。友達と一緒に食事をするのも手。友達につられて食べる子もいるので、持ち寄りランチなどで試してみては?
(1)火を通す時間を変える
日本では野菜のしゃっきりした食感を好みますが、くたくたに軟らかくする方が青臭さがなくなって甘みが増し、食べやすい子も
(2)調理法を変える
生野菜が苦手でも、炒めたり蒸したりスープにしたりすれば食べやすいという子も
(3)味付けを変える
“アスパラガスにはマヨネーズ”など「定番の味付け」を見直して。例えば、トマトケチャップだと好きという子も
◆教えてもらったのは…サカイ優佳子さん・田平恵美さん
DRYandPEACE、食育ワークショップ「食の探偵団」主宰。
●テクニック1~干してみよう~
切り口が面白い!どんどん形が変わるよ
野菜を包丁やピーラーで薄く切って、オーブン用の網や揚げものザルに並べます。天気がいいと1日でも相当乾きます。野菜が縮んで形が変わる様子を観察してみましょう。家の中で干してもOKです。また、干した野菜をカレーなどに入れて、戻っていく様子を見るのも楽しい!料理のお手伝いにもなって一石二鳥です。
●オススメの野菜
・トマト……甘みが増します ※種を取り除いた方が失敗しにくいです
・ニンジン……皮をむいて輪切りにすると花みたいに仕上がります
・ゴーヤ……苦味が減って食べやすくなります
・オクラ……切り方によって面白い仕上がりに
●テクニック2~かいでみよう~
えっ、これ野菜なの?いろんな香りがする不思議
香りだけで何の野菜か当てましょう。カップに野菜を入れてアルミホイルを被せ、小さな穴を数カ所開けたら準備完了。感じた香りを紙に書き出してみましょう。香りはいくつもの成分が組み合わさっていて、体調や経験によって感じ方が変わります。親子でも違って面白い!嫌いな野菜の中に別の香りを感じると印象が変わりますよ。
●オススメの野菜
季節のいろいろな野菜で試してみましょう。見た印象とは相当違うかもしれませんよ。
・キュウリ
・トマト
・ナス
●テクニック3~育ててみよう~
豆って生きているんだね!水につけたら芽がにょきにょき
自分で育てた野菜は食べてみたいと思うもの。
豆なら水につけるだけで2~3日で芽が出て、1週間ほどでモヤシになって手軽。育て方は、(1)水に数時間浸す (2)水を切り、平らな器に重ならないように広げる (3)朝晩ざっと水で洗う。豆が乾いていたら水分を与えてください。芽が出た豆を5分ほど炒めるとポリポリとした食感で大人もやみつきに。
●オススメの豆
・青大豆
・金時豆
・黒豆
・緑豆
・レンズ豆
※小豆は発芽しにくく、ヒヨコ豆は滑りが出やすいので避けてください
●テクニック4~混ぜてみよう~
ベストなバランスはどれ?野菜とフルーツで朝ジュース
野菜の見た目や食感が苦手な子は、ジュースでチャレンジしてみて。バナナと牛乳(またはヨーグルト)をベースに野菜を1つ加えて(ニンジンや赤パプリカ、小松菜など)、ミックスジュースを作ります。ミキサーで混ざっていく様子や、食材の組み合わせで味の変化をみるのも楽しい。加える野菜を少しずつ増やして、ベストなバランスを探してみて。
親の思い込みが原因の場合も。料理を変えてみよう
多少の好き嫌いならあまり気にしなくても大丈夫!無理矢理食べさせようとすると、むしろトラウマになることもあります。親の食への思い込みが子どもの野菜嫌いの原因になっていることも。親がおいしいと思っている食べ方が、子どもには、臭いやクセが強くて食べにくい場合もあります。料理法を変えると食べられるようになることもありますよ。みじん切りにして料理に隠してしまうのも一つの方法ですが、やっぱり食べて〝おいしい〞と感じることが大切です。友達と一緒に食事をするのも手。友達につられて食べる子もいるので、持ち寄りランチなどで試してみては?
食べやすくする3つの“変える”ポイント
(1)火を通す時間を変える
日本では野菜のしゃっきりした食感を好みますが、くたくたに軟らかくする方が青臭さがなくなって甘みが増し、食べやすい子も
(2)調理法を変える
生野菜が苦手でも、炒めたり蒸したりスープにしたりすれば食べやすいという子も
(3)味付けを変える
“アスパラガスにはマヨネーズ”など「定番の味付け」を見直して。例えば、トマトケチャップだと好きという子も
◆教えてもらったのは…サカイ優佳子さん・田平恵美さん
DRYandPEACE、食育ワークショップ「食の探偵団」主宰。
食卓と未来の社会をつなげるべく、米粉や乾物の普及を推進。「乾物ヨーグルト」は話題に。著書、メディア出演多数。(文:あんふぁん編集部)