ヒヤッと体験から子どもと決めた、お出かけのときの「一言ルール」
夏は遅くまで明るく、開放的な気分になりやすいですね。
夏休みということもあり、日の長くなる時期は遅くまで子どもも外で遊ぶことが多くなります。また、お出かけなどで外に出かける機会も一年で一番増える時期と言えるかもしれません。そんな時に、意識したいのが外遊びする時の防犯です。
小学校5年生の子が公園で迷子に。遠出の際には高学年でも注意
遠くの公園に遊びに連れていった時のこと。そこは北海道ならではの広々とした公園で、ゆったりと遊具が点在していました。その日はゴールデンウイークで、夕方に差し掛かるころでしたが、遊具には並ぶくらいの家族連れがいました。
下の子が危なっかしい手つきで遊具に挑戦していたので、親は2人とも下の子に目を向けていたわずかな時間、気がつくと小学5年生の子どもの姿が見えません。辺りを見回しても、見つからず、しばらく大声で探しながら園内をうろつくことに。5分以上経って、焦りが出てきたとき、遠くの遊具の列に並ぶ子どもの姿が。見つけた時には、本当にほっとしました。
「親と来ているから」「見ていてくれている」「大丈夫だろう」、そういう油断が、ひやりとする時間を生んでしまうことを身をもって感じました。
この経験以来、「お互いに声が届く範囲」で遊ぶことと、離れる時はどこに行くかをきちんと伝えて受け答えがあってから行くという「一言ルール」は徹底するようにしています。
普段の公園も、見守る時はお互いに目と声が届く範囲で
公園に行くとよく見かけるのが、親同士でしゃべっている姿。子どもの方は見ていません。
いくら見知った公園でも、子どもがふらっと園外に出てしまうことや、知らない人がやってきて、子どもにちょっかいを出すというようなこともあり得ます。
最近聞いた話では、子どもが近寄ってきたら、速足で近づいて露出行為を行うというような犯罪の手口も。車や力づくでさらうというような強犯罪でなくても、子どもが精神的に被害に遭う可能性があるのだということを感じています。
遊具でケガをする年でもないから、終始付き添わなくて大丈夫と思う親も多いでしょうが、ボールを追いかけて外に出たり、友達と追いかけっこをしていて外に出たり、柵を越えてみたり、幼稚園児の場合は、防犯面だけでなく、事故の危険もまだまだ多いものです。特に広い公園の場合は、死角になっているところもあるので要注意です。