夏祭りの子ども浴衣は事前練習でバッチリ!肩上げ、腰上げもポイント
お祭り・イベント盛りだくさんの夏がやってきました!今年の夏こそ、子どもに浴衣デビューを!と考えているなら、お祭り当日にイライラしないためにも、事前練習・準備が大切です。今回は準備のポイントを簡単にお伝えします!
お祭り当日、朝から子どもはそわそわ、出かける準備をする親はバタバタしがちです。当日イライラしないために、遅くともお祭りの1週間前、できれば2週間前までに、1度は浴衣を着せる練習をしてみましょう。
事前に練習することで以下のメリットが得られます。
1.肩上げや腰上げのサイズ調整→当日の着付け時間短縮に
市販の浴衣のサイズは、衣類と同じく110、120、130、140の表記。しかし衣類と異なり体に巻いて着る浴衣は、ゆとりをもって作られています。小さな子どもサイズでは既に肩上げがされているものもあるようですが、基本はそれぞれの体に合わせて“肩上げ”や“腰上げ”で調整して着せるものなので、“上げ”という事前の作業が必要。
我が家は来年のことを考えて、少し大きめの浴衣を購入。
そして何よりよかったのは、上げをすることで当日の着付けが随分楽になり、時短に繋がったことでした。
2.着付けにかかる時間を把握→出発時間を逆算
事前に着せる練習をすることで1人の着付けにかかる所要時間がわかり、家を出発する時間を逆算することができます。ヘアセットをする場合はそれも考慮して時間を決めましょう。
我が家の3姉妹のうち、三女にはワンピースタイプのものを着せたので、実際に着付けをしたのは長女と次女の2人。2人の着付けにかかった時間は約1時間でした(著者自身は過去に母親から浴衣の着付けを習っているので、初めてではありません)。
着付けの前にトイレに行かせたりしていると意外と時間が経過するものなので、当日はもう少し余裕を持ってスタートすべきだな、という気付きがありました。浴衣を着た後に履き物やハンカチ・財布など、持ち物の準備にも時間を取られないよう、浴衣を着る前に準備をしておくとスムーズです。
3.当日は気持ちの余裕を持って着付けができる
ぶっつけ本番で着せようとすると、焦って思うようにいかずイライラしてしまうことも。しかし1度でも着せていると、難しいポイントを知ることがき、次に生かすことができます。私も当日は練習での失敗点をふまえながら着付けをしたので、心に少し余裕があり、前回より手際よく着せることができました。
時間の経過や動きと共に着崩れしてしまいがちな子どもの浴衣ですが、小物を使うことでそれを最大限防止することができます。
胸元がはだけないように伸縮性のコーリンベルトで留めたり、太目の伊達締めベルトで胴体部分をしっかり押さえることで着崩れを防止。これらの小物は単品でネットでも購入できますので、持っていなければ購入してぜひ使ってみてください。表からは見えない部分で、様々なものを使って着崩れを防いであげましょう。
左から、コーリンベルト、伸縮タイプの腰ひも、メッシュの伊達締めベルト、伸縮タイプの伊達締めベルト
またやわらかい兵児帯(へこおび)の場合は、帯の前部分に長方形の厚紙や新聞紙を入れてあげると、帯が緩まって細くならずにしっかりと巻くことができます。
作り帯をつけた長女と次女は胴体の太さが足りずに帯びの部分がくびれてしまったので、タオルを巻いて寸胴にして帯をつけました。
せっかく着た浴衣を汚してしまわぬよう、歩き方やトイレに行く方法もに事前に教えておきましょう。
歩き方は、裾がはだけてしまわないよう小さな歩幅で歩きます。座るときもできるだけ、がに股にならないよう気をつけましょう。
トイレに行く際はスカートと同じように思いっきり裾をめくり上げてしまうと、着崩れしてしまいます。
まず浴衣の上前(外側)の裾を腰あたりまで上げ、次に下前(内側)を上げて、と順番を教えて、練習しておくとよいでしょう。また手を洗う際も、袖がぬれないように注意が必要です。
お祭り会場のトイレは混みあいますので、子どもたちに早めにトイレに行くよう伝えておくことも大切ですね。
これらの準備や段取りで、当日はよりゆとりを持って楽しめるはず。今年の夏は浴衣で夏祭りを満喫してくださいね。
<文・フリーランス記者:林未香>
着付け練習で当日のストレス減
お祭り当日、朝から子どもはそわそわ、出かける準備をする親はバタバタしがちです。当日イライラしないために、遅くともお祭りの1週間前、できれば2週間前までに、1度は浴衣を着せる練習をしてみましょう。
事前に練習することで以下のメリットが得られます。
1.肩上げや腰上げのサイズ調整→当日の着付け時間短縮に
市販の浴衣のサイズは、衣類と同じく110、120、130、140の表記。しかし衣類と異なり体に巻いて着る浴衣は、ゆとりをもって作られています。小さな子どもサイズでは既に肩上げがされているものもあるようですが、基本はそれぞれの体に合わせて“肩上げ”や“腰上げ”で調整して着せるものなので、“上げ”という事前の作業が必要。
我が家は来年のことを考えて、少し大きめの浴衣を購入。
試着させてもらい購入しましたが、実際に家で着せてみると、体の線がまだまだ細く浴衣の胴回りの布がたくさん余ってごわごわ。思っていたよりも着せにくいことがわかりました。そのまま袖と丈の長さをチェックし、後日肩上げ・腰上げの方法をインターネットで調べて夜な夜な上げをしておきました。面倒だと思ったのですが、直線のざっくり縫い。思っていたよりも時間は短くすみました。
そして何よりよかったのは、上げをすることで当日の着付けが随分楽になり、時短に繋がったことでした。
2.着付けにかかる時間を把握→出発時間を逆算
事前に着せる練習をすることで1人の着付けにかかる所要時間がわかり、家を出発する時間を逆算することができます。ヘアセットをする場合はそれも考慮して時間を決めましょう。
我が家の3姉妹のうち、三女にはワンピースタイプのものを着せたので、実際に着付けをしたのは長女と次女の2人。2人の着付けにかかった時間は約1時間でした(著者自身は過去に母親から浴衣の着付けを習っているので、初めてではありません)。
着付けの前にトイレに行かせたりしていると意外と時間が経過するものなので、当日はもう少し余裕を持ってスタートすべきだな、という気付きがありました。浴衣を着た後に履き物やハンカチ・財布など、持ち物の準備にも時間を取られないよう、浴衣を着る前に準備をしておくとスムーズです。
3.当日は気持ちの余裕を持って着付けができる
ぶっつけ本番で着せようとすると、焦って思うようにいかずイライラしてしまうことも。しかし1度でも着せていると、難しいポイントを知ることがき、次に生かすことができます。私も当日は練習での失敗点をふまえながら着付けをしたので、心に少し余裕があり、前回より手際よく着せることができました。
着崩れ防止に、小物をフル活用
時間の経過や動きと共に着崩れしてしまいがちな子どもの浴衣ですが、小物を使うことでそれを最大限防止することができます。
胸元がはだけないように伸縮性のコーリンベルトで留めたり、太目の伊達締めベルトで胴体部分をしっかり押さえることで着崩れを防止。これらの小物は単品でネットでも購入できますので、持っていなければ購入してぜひ使ってみてください。表からは見えない部分で、様々なものを使って着崩れを防いであげましょう。
またやわらかい兵児帯(へこおび)の場合は、帯の前部分に長方形の厚紙や新聞紙を入れてあげると、帯が緩まって細くならずにしっかりと巻くことができます。
作り帯をつけた長女と次女は胴体の太さが足りずに帯びの部分がくびれてしまったので、タオルを巻いて寸胴にして帯をつけました。
その他、歩き方やトイレの行き方などのポイントも忘れずに
せっかく着た浴衣を汚してしまわぬよう、歩き方やトイレに行く方法もに事前に教えておきましょう。
歩き方は、裾がはだけてしまわないよう小さな歩幅で歩きます。座るときもできるだけ、がに股にならないよう気をつけましょう。
下駄で歩きにくければ、サンダルやスニーカーを履く選択も。
トイレに行く際はスカートと同じように思いっきり裾をめくり上げてしまうと、着崩れしてしまいます。
まず浴衣の上前(外側)の裾を腰あたりまで上げ、次に下前(内側)を上げて、と順番を教えて、練習しておくとよいでしょう。また手を洗う際も、袖がぬれないように注意が必要です。
お祭り会場のトイレは混みあいますので、子どもたちに早めにトイレに行くよう伝えておくことも大切ですね。
これらの準備や段取りで、当日はよりゆとりを持って楽しめるはず。今年の夏は浴衣で夏祭りを満喫してくださいね。
<文・フリーランス記者:林未香>
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