【親子旅行記】英語力“ゼロ”の小学生三姉妹と母のオーストラリア旅パート1
、「スタイリッシュね!似合ってるわ!」と洋服までも。
英語の褒め言葉はとてもストレートだし、トーンがいい。またミミの褒め方が大げさなものだから娘たちは褒められるたびにステキな笑顔を見せ、どんどん自信をつけていった。「Thank you」、「good night」簡単なあいさつだが、子どもたちが自信をもって発している。「3人とも、毎晩きちんとおやすみのあいさつにきてくれるのよ」ミミが嬉しそうに話してくれた。
「ミミの言うことが、たまに分かるんだよ」と長女。以前、日本で会ったときも同じことを言っていた。
「お互いの気持ちが通じ合っているからかもしれないね」。
“言葉はコミュニケーションのツールとして大切だけど、でもやっぱりそれだけじゃないんだよね…”ここでもそんなことを思いながら、一緒に過ごせたことに感謝した。
滞在最終日の夕食は特別ディナー、七面鳥とレッグハム。オーストラリアで一番大切な家族の日=クリスマス、その日のディナーメニューを娘たちに味わってほしいというミミの気持ちからだった。
七面鳥は塩こしょう、ハーブとオレンジで味付け後、低めの温度で6時間焼く
レッグハムを切り分けるのは旦那さんの仕事
「あなたたち三姉妹の誕生日のお祝いをしてあげられないから、今日お祝いしましょうね」。サプライズのケーキが出てきたときには、娘ではなく私が泣きそうになった。
ありがとう、気持ちがとても嬉しい。
別れの日の朝、寂しくて泣いてしまった三女。
ミミに「I LOVE YOU!」と必ず伝えると宣言していたはずが、あまりに悲しくておえつで伝えられず…三女を抱きしめたミミも涙。
私ももらい泣き(笑)。
「英語じゃなくても、気持ちは必ず伝わっているよ。大好きなこと、分かってくれているからね」、そう伝えて、車に乗り込み、ファームを後にしたのだった。
(体験重視のオーストラリア旅パート2へ続く)
※母と三姉妹のブラジル旅行記は下記をご覧ください
<文・写真:フリーランス記者林未香>