ママの挑戦!子どもだけに"頑張れ"はおかしい?私がカナヅチを克服するまで
運動神経は悪くないけれど、息継ぎがどうしても上手くできず、カナヅチのまま40代になってしまった私。息子には私みたいになってほしくないと、赤ちゃんの頃からスイミングに通わせているのに、先生の話を聞かず我流を通そうとするので、大して上手くもならないまま5歳に突入…。
そんな息子を、スイミング教室の観覧席から鬼の形相で監視しているとき、ふと、私はこのままでいいのだろうかと疑問を持ちました。泳げない私が息子に向かって、「スイミングを頑張りなさい」というのは、なんだかヘンじゃないかと。
いつかは泳げるようになりたいと思っていたけれど、疑問を感じた今がチャンスかもしれない!と、思い切ってスイミング教室に通うことにしました。
まわりについていけない…ママになって初めての趣味に悔し泣き
早速、近所で4泳法をしっかり教えてくれるスイミング教室に申し込んだのですが、行って驚いたのが、生徒がほぼ女性で、私が若い部類に入るということ。
40代よりも60代の方が多く、しかも1時間のレッスンの間に1000メートル以上泳いでいる人も。長い人だと20年以上通っているそう。
スイミングが趣味になれば、20年後に子どもが独立した後でも楽しめるのかと、ちょっと老後が楽しみになりました。
初級、中級、上級、マスターと4クラスあるスイミングクラスで、もちろん初級から始めることになった私。年齢だけ見れば問題なさそうと思っていたのに、初日からまったくついていけず、初級の中でも足手まといになるレベル。レッスンが終わった後に泣いてしまいました。大人なのに…。
その後も、スイミングのレッスンの日は、朝から憂うつで無口になるほどでしたが、子どもが水泳を続けているのに私がやめるわけにはいかない、やると決めたのだから続けようと、区のプールで自主練も行うようになりました。
それを知った上級クラスの方が、「自主練をするような人は、20年後も泳いでて、気づいたら上級クラスにいたりするわよ」と遠まわしに応援してくれたのが、とてもうれしかったです。
そうやって続けた結果、3か月目頃から、だんだんと楽しく思えるように。
少し泳げるようになってはまた低迷して…を繰り返し、1年経った頃、なんとかクロールで25メートル泳げるようになりました。
スイミングを始めたことで、思わぬメリットも
スイミング教室に入ってよかったのは、なんと言っても体力がついたこと。