子どもが食べたがる!ふっくら「鮭の塩焼き」は30秒の下準備とフライパンで
秋が深まり、スーパーにも秋の食材がたくさん。魚売り場にはおいしそうな鮭がたくさん並んでいる時期ですね。メインにもなり、汁物にも、混ぜご飯にも大活躍の鮭。でも意外に鮭の塩焼きが苦手な子どもって多いようです。見た目や臭みもそうですが、「パサパサしていて飲み込めない」「固くて噛むのに疲れちゃう」といった理由が原因の場合は、焼き方ひとつで食べやすく変身できるんです。
そこで今回は、おいしい鮭の塩焼きのコツを紹介します。「今日のお魚おいしい!」「やわらかくて食べやすい!」の声が聞こえてきますよ。
焼く前のひと手間
鮭を焼く前に、冷蔵庫から鮭を取り出して塩をふっておきます。
5分ほど置くと水分が出てくるので、キッチンペーパーで軽く表面を拭きとります。このひと手間で臭みが抜けますよ。
フライパンでふっくらパリッと仕上げるには
火をつける前に、アルミホイルの上に鮭を並べ、小さじ2杯のお酒をいれます。いつもと違う、この30秒の下準備が鮭の塩焼きをぐっとおいしくさせます。ここでふたを閉めて中弱火にし、蒸し焼きにします。蒸し焼きにすることで鮭の水分が閉じ込められたままになり、お酒の効果で柔らかくなるので食べやすくなるんです。
しっかり中まで火を通します。鮭に火がとおったら(約8分)、いったん鮭をとりだし、フライパンに残った水分を捨てて少量の油をしきます。
中火にしてフライパンをあたためてから再度、鮭をフライパンに戻し、焼き目をつけつつ、表面をパリッとさせます。
カリカリの皮がお好きな方はここで皮をフライパンに押しつけるようにすると、おいしく食べられますよ。
オーブンを使用する場合は
始めにオーブンを200℃に予熱しておきます。もしあれば、オーブンのスチーム機能とオーブン機能が組み合わされた機能(「ハイブリッド」や「コンビ」の表記が多いです)を使い、15分程度焼きます。ここでいったん鮭をオーブンから取り出し、表面に料理酒をなじませます。スプレータイプの料理酒があればふりかけたり、わが家では使い捨てのスプーンを使ってなじませています。この30秒のひと手間がいつもの塩焼きをおいしくさせますよ。しっかり中まで火がとおっているか確認し、火がとおっていれば、次にグリル機能で200℃6分加熱。
グリルの行程は表面をパリッとさせ、焼き目をつけておいしそうに見せる効果があります。いかがでしょうか。家にある材料で、ちょっと手間を加えるだけ。