子育て情報『【絵本の読み聞かせ】数を読むより、親子でいっしょにわかちあってる?』

【絵本の読み聞かせ】数を読むより、親子でいっしょにわかちあってる?

小学校低学年くらいまでは親と読む時間を大切にしましょう。幼児期から中学生の時期までの間に「忘れられない絵本」との出合いがある人は、大人になっても読書好きだという調査もあります。いっしょ読みの体験は、その子の一生を支えるのです。
もう一つ大切にしてほしいのは、最後まで通して読むことにこだわり過ぎないこと。「子どもが絵に気を取られて話に集中してくれない」という悩みをよく聞きますが、そもそも「絵に言葉がついている」のが絵本。小説の挿絵とは違います。子どもの興味が絵に向かっているなら、その世界を丁寧に味わって。

学びに向かう力も「いっしょ読み」の中で育まれる
絵本を通して育まれる、代表的な力を紹介しましょう。

■01.語彙力
同じ「ピンク」でも、「薄桃色」「桜色」など多様な表現に出合うことで、物に対しての認識も深まります。
■02.想像力
挑戦や葛藤、友達とのけんかや仲直りのシーンを通じて、相手の気持ちを想像できます。
■03.体験を秩序立てて語る力
過去の出来事やその時の自分の気持ちの語り方は、絵本を通して自然と身に付きます。
ただし、これらの力を身に付けさせようとして無理強いしたのでは意味がありません。まずは絵本の時間を楽しいものにすること。親子が安心して寄り添う空間の中で、学びの力も育まれていくのです。

「いっしょ読み」に大切な3カ条

1. 子どもの表情を見るのが7割、話を追うのが3割
2. 小学校低学年まではいっしょ読みをする
3. 最後まで通して読むことよりも子どもの興味を大切にする

うまくいかない!こんなときどうする?絵本のいっしょ読みQ&A
あんふぁん読者に「読み聞かせで悩んでいること」をアンケートで聞いたところ、ママたちの愛情と、熱意のほどが感じられる回答が集まりました。
その中でも、特に多かったお悩みに秋田さんが答えます。


Q.子どもに読み聞かせるとき抑揚をつけるのが苦手です。登場人物の個性が出るように声色で特徴を出したり、臨場感を出したりしたいけど、どうもニガテ…。(北海道・年長ママ)
A.あまりオーバーだと逆効果の場合もあります
ママ自身は淡々と読んでいるつもりでも、自然と抑揚はついているもの。たとえ淡々とした語り口でも想像力を広げられる力が子どもにとっては大切ですし、オーバーに抑揚をつけ過ぎると想像の世界を邪魔してしまう場合も。抑揚を気にするよりも、お子さんの表情を見てからページをめくることや、言葉のリズムをかみしめながら読むことを大切にしてほしいと思います。

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