【夫婦の心理】強がりママやめませんか?我慢を重ねずキレてみることを勧めるワケ
本音を言うと「パパに家事や育児を手伝ってもらいたい」。でも、パパは仕事を頑張ってくれているし、なかなか手伝ってとも言えない。でも家事も育児も辛くて…。そんなジレンマに悩まされていませんか?
しかし、よかれと思って言わないでいるという我慢、本当はあまりいいものではないかも。今回は心理カウンセラーの筆者が、パパへの「やってほしい!」の解消法やヒントをご紹介します。
世の中、夫に家事をやってもらう方法といえば、うまくおだてるとか、ちょっとやってくれたものを大げさに褒めるといった方法が、大々的に「効果的!」とうたわれています。しかし実際には、褒めてもおだててもノってこない、ちょっともやってくれないからほめる所もない…そんなパパも多いもの。
ではそれらのパパは、ママが家事や育児で疲れているのを、好きで黙って見ているのでしょうか?
いいえ、そうではありません。
…そう、何もしないパパのほとんどが、ママが家事や育児で大変な思いをしていることに気づいていないというのが現実です。
そのため、第1段階としては、パパにやってもらいたいことをタスクのように箇条書きにする、やり方を丁寧に教える…という手順は踏んだほうがいいでしょう。
ママのピンチに気づかないタイプのパパには、
・自分でできることもママに頼む
・休日はスマホやゲームで時間を使うことが多い
・子どもとは遊ぶ以外のことをしない
といったような特徴があります。パパとの家事分担に不満があるなら、あれこれと回りくどい方法でお手伝いを仕向けるのではなく、正攻法でママの大変さを伝えたほうがうまくいくかもしれません。
自分が不満に思っていることを伝えるとき、多くの場合、相手の心を傷つけないように、表現を工夫して伝えようと考える人は多いでしょう。しかしそのことが、パパにとっては切迫感を感じさせない要因になっているのかもしれません。
「休日何もしないでゴロゴロしているパパに、『お掃除とお洗濯とお皿洗いとお片づけをしなくてはいけなくて、とても大変なの。
「私がこんなに忙しくしているのに、どうしてあなたはゲームをしているの?と強めに言ったら手伝ってくれるようになった」というママもいます。
自分が疲れていることや、辛いことを訴えなければ、何も疲れていないし、辛くもないんだろう…と勝手に受け取られてしまいます。それなら会社で疲れている自分は休ませてもらおう!と考えるパパがいるのもうなずけます。
あなたが疲れているときは、「辛い、疲れた」と素直に口に出していいのです。それを我慢するのが夫婦ではなく、分かち合うのが夫婦ではないでしょうか?
「子育てなんかラクなもの、自分は会社で忙しい」などということをパパから言われてしまうこともあるかも。そんな時、実際にパパに子どもたちを見てもらい、2日ほど家を離れた…というママもいます。
「親戚の体調が悪いから手伝ってほしいと実家から呼ばれたと言って、連休に実家に出向きました。
そして、その後は、休日、自主的に家事を手伝うようになってくれたそうです。
パパにはなかなか強く言えない…と考えているママのほとんどが、パパの仕事はパパひとりで頑張っているもの、と考えています。しかし、あなたがアイロンをかけたり、朝晩の食事を作ったりするから、パパは会社で仕事ができる。そのように考えれば、パパの仕事も、ママとの二人三脚でこなしているワケです。
ママだってパパの仕事に貢献しているのですから、パパだって家のことに貢献してくれていい。でもそれは、ハッキリ言わなければなかなかわかってもらえないのです。
忙しさや辛さを我慢していると、「わかってもらえない…」という気持ちがふくらみ、いいことはありません。よい妻でい続けることよりも、分かり合える夫婦を目指して、まずは自分の状態を的確にパパに伝えてみましょう!
<文・写真:フリーランス記者あん茉莉安>
しかし、よかれと思って言わないでいるという我慢、本当はあまりいいものではないかも。今回は心理カウンセラーの筆者が、パパへの「やってほしい!」の解消法やヒントをご紹介します。
「大変だ」と気づいていないパパが多い
世の中、夫に家事をやってもらう方法といえば、うまくおだてるとか、ちょっとやってくれたものを大げさに褒めるといった方法が、大々的に「効果的!」とうたわれています。しかし実際には、褒めてもおだててもノってこない、ちょっともやってくれないからほめる所もない…そんなパパも多いもの。
ではそれらのパパは、ママが家事や育児で疲れているのを、好きで黙って見ているのでしょうか?
いいえ、そうではありません。
「大変だって言わないから、大変なんだと思っていなかった」。
…そう、何もしないパパのほとんどが、ママが家事や育児で大変な思いをしていることに気づいていないというのが現実です。
そのため、第1段階としては、パパにやってもらいたいことをタスクのように箇条書きにする、やり方を丁寧に教える…という手順は踏んだほうがいいでしょう。
ママのピンチに気づかないタイプのパパには、
・自分でできることもママに頼む
・休日はスマホやゲームで時間を使うことが多い
・子どもとは遊ぶ以外のことをしない
といったような特徴があります。パパとの家事分担に不満があるなら、あれこれと回りくどい方法でお手伝いを仕向けるのではなく、正攻法でママの大変さを伝えたほうがうまくいくかもしれません。
率直な言葉で現状を伝え、頼ってみましょう
自分が不満に思っていることを伝えるとき、多くの場合、相手の心を傷つけないように、表現を工夫して伝えようと考える人は多いでしょう。しかしそのことが、パパにとっては切迫感を感じさせない要因になっているのかもしれません。
「休日何もしないでゴロゴロしているパパに、『お掃除とお洗濯とお皿洗いとお片づけをしなくてはいけなくて、とても大変なの。
すごく疲れたの。寝てないで助けてくれない?』と言ったら、手伝ってくれた」
「私がこんなに忙しくしているのに、どうしてあなたはゲームをしているの?と強めに言ったら手伝ってくれるようになった」というママもいます。
自分が疲れていることや、辛いことを訴えなければ、何も疲れていないし、辛くもないんだろう…と勝手に受け取られてしまいます。それなら会社で疲れている自分は休ませてもらおう!と考えるパパがいるのもうなずけます。
あなたが疲れているときは、「辛い、疲れた」と素直に口に出していいのです。それを我慢するのが夫婦ではなく、分かち合うのが夫婦ではないでしょうか?
パパに預けて泊まりに行ったツワモノも!
「子育てなんかラクなもの、自分は会社で忙しい」などということをパパから言われてしまうこともあるかも。そんな時、実際にパパに子どもたちを見てもらい、2日ほど家を離れた…というママもいます。
「親戚の体調が悪いから手伝ってほしいと実家から呼ばれたと言って、連休に実家に出向きました。
子どもが行くのは迷惑だからと、夫に子どもを頼み、そのまま泊まって翌日帰りました。2日間、家事をする時間もろくになかったようで、戻ったら家の中はぐちゃぐちゃ。でも、「私はいつもこれ以上のことをしているのよ、平日なら園のお弁当つくりや送迎もあるし、まだラクなほうよ!」と言ったら、初めて「そうだよな」と納得してくれました」
そして、その後は、休日、自主的に家事を手伝うようになってくれたそうです。
パパの仕事も二人三脚、誇りを持って
パパにはなかなか強く言えない…と考えているママのほとんどが、パパの仕事はパパひとりで頑張っているもの、と考えています。しかし、あなたがアイロンをかけたり、朝晩の食事を作ったりするから、パパは会社で仕事ができる。そのように考えれば、パパの仕事も、ママとの二人三脚でこなしているワケです。
ママだってパパの仕事に貢献しているのですから、パパだって家のことに貢献してくれていい。でもそれは、ハッキリ言わなければなかなかわかってもらえないのです。
忙しさや辛さを我慢していると、「わかってもらえない…」という気持ちがふくらみ、いいことはありません。よい妻でい続けることよりも、分かり合える夫婦を目指して、まずは自分の状態を的確にパパに伝えてみましょう!
<文・写真:フリーランス記者あん茉莉安>