泣いてばかり、いじけてばかりの5歳の息子を変えたのはアレだった
幼稚園に入ってまもなくの授業参観。息子は多すぎるギャラリーに、茫然と棒立ち。先生に質問されても無言。制作の時間になってもまわりを見ながら恐る恐る作る姿を見て、この先どうなるか不安でいっぱいになりました。
年中の授業参観では、少しはリラックスできている様子も見かけましたが、終始まわりを気にしているようでした。
後半からは、活発なお友達にいじめられてしまうようで、帰宅後に泣く日々が増えていきました。
ある日突然、「ママごめんね」と謝られ…
息子がいじめられたり、悲しい思いをしてないか、毎日不安な日々が続きました。せめて帰宅後は楽しませたいと、いろいろ出かけたり、一緒にお料理をしたりしていました。
そしてある日、急に息子が泣いて私に謝ってきたんです。
「ママごめんね。できなくてごめんね」
びっくりしました。
まだ幼稚園生、私自身何かをさせる気もなく、運動会や縄跳び大会はありましたが、できないからと攻めたことなんて一度もなかったのです。息子がなぜ、何の理由もないのに謝ったのか私にはわかりませんでしたが、日々の生活の中で、自信を失っているということを強く感じる出来事でした。
まわりを変えることよりも、本人を強くしていくしかない
年中になっても息子はまわりを気にしすぎて、おどおどしてしまう面が多々あり、まずはここをどうにかできないかと考えました。本人に自信がつけば、堂々と過ごすことができ、いじめられたりすることも減るのではないかなと。
園のイベントで子どもたちを観察すると、小さな男の子の世界でも、やはりスポーツができる子たちは見ていて元気。
細かいことも気にしない自分らしさを持っている気がしました。中でもおどおどする息子を心配してくれて、終始よりそってくれている男の子が、ご家族でマラソン大会など出場するスポーツ一家。
本人ものびのびとしていて、何事にも積極的。そこで、まずは息子に運動をさせてみようと考えました。
ガラリと変わった息子。体まで丈夫に
とは言っても、マラソンンは近くに教室もなく、私も運動の経験もないので何をさせるか悩みましたが、ちょうどその頃、近くに水泳教室ができたのを聞いて、とりあえずそこへ通うことにしました。
しかし同じころに入ったお友達にことごとく先を越されてしまい、さらに自信をなくす息子。どうにかできないかと水泳のコーチに相談したところ、水の中は入った回数が重要。