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冬に気分が落ちるのにはワケがあった!気分を上げるのに試したい3つのこと

あんふぁん
冬になると「なんだか気分が落ち込む…」と悩んでいる人はいませんか?筆者もそのひとり。イヤなこと延々と考えたり、わけもないのに落ち込んだり。なにもする気が起きない日でも、仕事や家事があるから、お母さんは朝ゆっくり寝ていることも、休むこともできませんよね。実は季節と気分の落ち込みには、深い関係あるのです。

冬に気分が落ち込むのはなぜ?


「幸せホルモンと呼ばれているセロトニンは、ストレスが溜まると分泌されるノルアドレナリンの過剰な働きを抑え、気持ちを安定させてくれます。日照時間が短くなる冬は、セロトニンの分泌が乱れて気分が落ち込みやすくなるんですよ」。そう話してくれたのは、ストレスケアカウンセラーの菊地若奈さん。

セロトニンは、ウォーキングなどリズミカルな運動することで作られますが、現実問題「運動している時間がない!」というのが子育て中のお母さんの本音ではないでしょうか?そこで菊地さんに、時間がなくても取り入れやすい、気分が上がる方法3つを教えてもらいました。


1.楽しいと思える目標を持つ



「ストレスに負けないようにするには目標を持つことが大切です」と菊地さん。目標を持っている人は目の前の小さなストレスに感情を支配されにくいそう。些細なことを気にし過ぎて、そればかり考えてしまうときは、日常を楽しくする目標を持つことが大切です。

目標と聞くと「達成できなかったら自分を責めて余計落ち込みそう」と思ってしまいますが、日常を楽しくする目的なので、“1日1杯おいしいコーヒーを飲む”でもいいですし、“1週間に1回おいしいパンを食べる”など、自分が楽しい・嬉しいと感じることでいいのです。もちろん達成できなくても自分を責める必要はありません。

2.1日1カ所掃除をする



掃除をすると、きれいになった達成感を得ることができます。人は達成感を得ると、「嬉しい」「楽しい」と感じられます。
年末は大掃除シーズンなので、掃除をする機会も増えますよね。
気分が落ち込んでいるとなかなか掃除をする気になりませんが、「今日は引き出し1段分」「洗面ボウルだけ」と、無理がない量を小分けにしてスモールステップにすると掃除のハードルが下がりますよ。

3.自分で自分をほめる



「家事をしても誰からもほめられない」そう考えると、虚しくなり、落ち込んでしまいますよね。誰だってほめられると嬉しい気持ちになりますが、自分で自分をほめても、人からほめられるのと同じ効果を得られるんです。
「仕事をがんばってる私、えらい!」「毎日こんなに大変なのによくやっている!」と、自分で自分のことをほめてみましょう。声に出してほめるのが恥ずかしいときは、心の中で思うだけでもOK!ふっと心が軽くなるはずです。

気分をあげるカギはドーパミン


紹介した3つの方法は、「嬉しい・楽しいと感じる」「目標を達成する」「ほめられる」という、どれも快感ホルモンのドーパミンを分泌させる方法です。日照時間が少ない冬は、セロトニンの分泌が乱れないように生活習慣を整えるのはもちろん大切ですが、ドーパミンを増やすよう工夫して気分を上げるのもひとつの手ですね。

試してみた結果…



菊地さんから教えてもらったことを、早速実践してみました。
まずは、1番簡単に試せる“自分で自分をほめること”。
ほめるだけなんて簡単だろうと思っていたら、「まわりと比べると自分なんて全然頑張っていない、なにをほめていいのか分からない」と、ネガティブな思考になってしまいました。とりあえず考えるのはやめにして「いつも頑張ってえらい」と口に出してみると、なんだかほっとした気分に。続けていくと「気持ちが落ち込んでいるときに、普通に生活していること自体が頑張っていることなんだ」と、自分で自分を認めてあげるだけで、気持ちがラクになりました。

気分が落ちて、目標を達成したり掃除をするのも無理という人は、まずは自分で自分をほめて気分を上げてから目標を持つのがおすすめ。ときどき「ちょっとお母さんのことほめてくれない?」と息子にお願いすると、嬉しいことにたくさんほめてくれます。子どもにほめられると、不思議と子どものこともほめてあげたくなっちゃうんです。最近子どものことも自分のこともほめてないなという人は、親子でほめあって気持ちを軽くしてみてはいかがでしょう。


<取材協力>ストレスケアカウンセラー菊地若奈さん

<文・写真:フリーランス記者三浦麻耶>

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