おもしろい大人との出会いが子どもの興味をかきたてる! “キッカケ”アプリ
”定番”の習い事には興味なし
子どもに習い事をさせていますか?某子連れおでかけサイトの調査によると、なんらかのお稽古事をしている子どもは9割にのぼるという結果に。特に人気が高いのは水泳で、ほかには学習塾やピアノ、英語教室などに通わせている人が多いのだそうです。
ぜひ筆者の5年生の娘にも!と思うものの、残念ながら娘はそれらの習い事にまったく興味なし。筆者は子どものころの自分の経験から、親の好みで無理になにかをやらせてもあまり意味がないと考えているので、様子を見ていたらなにも習っていないという状態に。「ママと同じ、トラベルジャーナリストになりたい!」という夢を持つ娘ゆえ、英語だけはやっていますが、将来のためにはもう少し興味の幅を広げたほうがいいのではないかと漠然とした不安がありました。
ユニークな特技を持つ大人に出会えるアプリ
そんなおり、スキルシェアを目的とした「キッカケ」というアプリを発見。アプリにアップされたレッスンやワークショップを通じて、子どもがユニークな特技を持つ大人と出会うことができるといいます。さっそく、創設メンバーのひとりで、作曲家の仁科亜弓さんのセッションに参加させてもらいました。
仁科さんによると、「ユニークな大人はたくさんいて、そういう人々にぜひ子どもを会わせたい。でも、どこでどうやって出会えるのか?」というのが「キッカケ」創設の“きっかけ”でした。
確かに、有名人でなくてもユニークなスキルを持っていておもしろい職業に就いている、ぜひとも子どもに話を聞かせたい大人っています。そんな人と直接話をして、そのスキルがどのように仕事に結びついているのかをちょっとでも知れば、将来の夢ができたりやってみたいことが増え、興味のすそ野が広がっていく。そんなちょっとした“きっかけ”を持つことができるようにサポートするのがこのアプリ。
さまざまな職業をお試しでやってみることが可能です。
今回出会えたのは、作曲家の仁科亜弓さん。自宅スタジオでの作業、そしてコンパクトな機材に、大人目線ではハイテクな時代の移行を感じました(笑)(写真:仁科さん提供)
実際の作業を見ていて興味が出てきた?
仁科さんのセッションは「映画音楽制作の場をのぞいてみよう」というもの。自宅に設置されたスタジオで、実際に映画のエンディング曲の収録作業に参加することができます。筆者は、作曲家といえばベートーヴェンのように羽ペンを持って楽譜を書きつけている程度のイメージしかなかったため、機械がたくさんあるデスクに興味津々です。