子育てに関係ある?自治会の役員を務めて分かったこと
自治会は地域ごとの住民によって組織される団体で、町内会や町会とも呼ばれます。会費を支払っているものの活動内容をよく知らないという人や、転居先に自治会があって入会すべきか悩んでいる人もいるでしょう。
筆者は子どもが1歳のときに自治会の役員に就任しました。その後の経験を通じて分かった、自治会と子育て世帯との関係やメリットについて紹介します。
自治会の活動内容について
自治会は入会が任意の団体で、役割や活動内容は地域によって異なります。筆者が入会している自治会では一年ごとに役員が代わり、会長・副会長・会計・会計監査・書記の役に分かれ、月に1度集会を行う決まりになっています。
主な役割は、交通防犯活動や自治会が管理している集会場・公園の美化活動。さらに、日本赤十字社などの寄付金の徴収や、市・警察署からの知らせを地域住民に広報する活動を行っています。
子育て世帯との関係は?
自治会の役割の中でも子育て世帯に大きく関わるのが、交通防犯活動。
筆者の地域の自治会では、小学生が登下校する時間帯に見守りをしたり、不審者や空き巣情報などを地域住民に共有しています。また、自治会が声を上げたことがきっかけで、子どもの交通事故が起こりやすい危険な道路に信号機が設置されたケースもありました。
もう一つ、子育て世帯にとって重要なのが、自治会の衛生美化活動。子どもたちが遊ぶ公園を定期的に掃除し、管理している自治会も少なくありません。
筆者の地域の自治会でも月に1度、公園の清掃活動を行っており、タバコの吸殻やゴミのポイ捨てが多いと問題になったときには、市役所にお願いして、注意喚起の看板を立ててもらったこともありました。
これらのトラブル対応だけでなく、自治会によっては子ども会やイベント、行事を行っているところもあります。
筆者の地域の自治会では、お盆と年末の時期に子どもたちが夜回りをすることになっており、時期がやってくると「戸締まり用心、火の用心!」と子どもたちの元気な声掛けが聞こえてきます。
こういった行事は近所の子どもたちが地域とのつながりを持てるきっかけにもなっており、まだ1歳のわが子も私と一緒に夜回りに参加して楽しそうにしていました。
近所の困りごとを相談できる
例えば、近所の安全や犬・猫の糞尿問題、騒音問題などで悩むこともあるかもしれません。特に筆者のように未就学児しかいない家庭ではPTAなどの横のつながりがないため、そういった問題が起きると、どこに相談すればいいのか分からなくて困ってしまいます。