ムーミンが日本のテレビに帰ってくる!本場フィンランドから盛り上がりをレポート
幅広い世代に人気のムーミン
日本でもおなじみのムーミン。フィンランドの首都ヘルシンキ生まれの作家、トーベ・ヤンソンによって描かれた小説シリーズで、最初の出版は1945年、第二次世界大戦が終わったその年のことでした。その後、ヤンソンによって挿絵が描かれた絵本版が出版され、瞬く間に世界の子どもたちの人気ものに。
日本でも1969年に世界に先駆けてアニメシリーズが放送。1972年、そして90年にも日本で制作・放送されました。
現在では日本各地にムーミンカフェがあり、また、ムーミングッズが買えるお店もたくさんあります。そして今年3月には埼玉県に「ムーミンバレーパーク」がオープンするとあって、その人気はますます高まっているといえるでしょう。
ヘルシンキでのワールドプレミアにて、製作者全員が登壇。
ムーミンバレーの新作お披露目はフィンランドはもちろん、英国でも大きなニュースになった
ムーミンの故郷フィンランドでは、今もテレビでのアニメシリーズが放送されていることもありムーミン人気は絶大です。日本で『アンパンマン』や『ドラえもん』を知らない人がいないように、フィンランドではどの世代の人にとってもムーミンが子どものころの思い出のアニメなのです。
新作の登場に伴い、ワールドプレミアイベント開催
そんなムーミンファンに朗報です。
2019年、長らく愛されてきたムーミンのアニメシリーズが一新され、新シリーズがお目見えします。
フィンランドと英国の制作会社の合同制作で、絵柄も変わり3Dのアニメーションとして生まれ変わる新シリーズ。そのお披露目となるワールドプレミアイベントが1月25日にヘルシンキで開催され、筆者も取材に!世界中のメディアが取材に殺到しました。
なにしろ新作ムーミンテレビシリーズの初披露の場であったこともあり、招待客の中にはフィンランドの前首相夫妻の姿も。ムーミンが今も国民的スーパースターであることがうかがえます。
声優陣も、フィンランド語版、スウェーデン語版、そして英語版とそれぞれ違い、各国でも有名な俳優さんばかり。特に英語版ではムーミンママの役にロザムンド・パイク、ムーミン役にトロン・エジャトンといった超有名俳優を起用するなど、かなりのプロジェクトであることがよくわかります。そしてこのテレビシリーズ、近く日本でも放送予定とのこと!いつから、どの局で?というのは日本サイドの正式発表が待たれるばかりですが、次世代の子どもたちに、新エピソードを見せてあげられる日が来ると思うとウキウキが止まりませんね!
ムーミンに会いに、ヘルシンキ&タンペレを散策!
さて、ワールドプレミアのためフィンランドまでやってきた筆者。