ヒヤリ!怖い!ペーパードライバー15年以上だった私が、車を運転し始めて
子どもが産まれたことをキッカケに、15年以上ペーパードライバーだった筆者が運転をし始めました。運転に自信がなく、ペーパードライバー用の自動車学校に通いました。それから2年、今では車がない生活は考えられないほど、重宝しています。
私が住んでいる地域は車がないと不便なところでもあるので、運転できるようになってよかったです。子どもの体調が悪いときや、天気の悪いとき、特にそう思います。
しかし改めて運転するようになると、「子どもはこんなにも危険と隣り合わせだったのか」と驚くことばかり。今日は私のヒヤリとした体験を紹介します。
やはり怖い「子どもの飛び出し」
親になって、小さな子どもは興味のあるものや場所へ走り出すことを知りました。
飛び出さないようにと手を繋いで歩きますが、ふりほどかれることもしばしば。
子どもが大きくなって、きちんと手を繋ぐことができるようになっても、安心はまったくできません。そのことを知ってからは、子どものそばを車で通るとき、急に走り出してくるのではないかとドキドキします。
坂道を登った向こう側の視界の悪さ
私が住むところは坂道が大変多い地域。これは運転するようになって気づいたのですが、坂を登り切った先というのは、運転席からはほとんど見えません。特に背の低い子どもは、視界から完全に外れてしまうのだとわかった時、とても怖かったです。
小さい子どもというのは、ドライバーにとって平地であっても見逃しがちな存在です。横断歩道を渡る時に、子どもが手をあげて渡る重要性を、あらためて痛感しました。
横断歩道に溶け込んだ子ども
これはつい最近のことですが、子どもが横断歩道のストライプと一体化してしまい見えづらくなったことがありました。時間帯や天気など悪条件が重なったためではありますが、あわや接触しそうなほど直前まで気づきませんでした。
交差点を通り過ぎても心臓の鼓動が鳴り止まないほど、怖かったです。
そして、何より怖いと思ったのは、自分自身が運転するまでこれらの危険に気づいていなかったこと。運転手からは見えない死角が多いのに、歩行者だったころの自分は、運転手からはきっと見えているだろうと油断した生活を送っていたことです。車は自分が思うほど見えていない。このことは子どもによく言い聞かせたいと思います。
車を運転しなければ気づかなかった危険。
充分気をつけてはいても、過信しないよう更に気を引き締めたいと思いました。
<文・写真:フリーランス記者幸森陽子>