GWにまだ間に合う! 子連れアジアンクルーズの楽しみ方
船内のレストランやバーなどの飲食店の数は35にものぼるので、どのレストランに行くかをあらかじめプランしておくのもいいでしょう。
なにしろ、朝食だけでも無料で利用できる(乗船料金に含まれている)レストランが3か所も。ビュッフェスタイルだけでなく、コースで供される本格中国料理も含まれているとあって、全部を制覇したくなることは請け合いです。
船室はバルコニーつきの”外側”と、窓のない”内側”がある。内側の部屋でも、基本的には室内以外の場所で過ごすことが圧倒的に多いので、外が見えないことはほとんど気にならない
朝食ビュッフェにも”学び”が
その朝食ビュッフェで、なかなか感動的だったのはメインダイニングのひとつ『リド』。広々と開放的な雰囲気のカジュアルなレストランです。料理の品数が多いのがとてもうれしいのですが、よく見るとイスラム教徒向けのハラルや、ヒンズー教徒に多いベジタリアンなどのほか、ジャイナ教などふだんあまり耳にしない宗教による食文化に対応したメニューがそろっていて、非常に興味深い内容。
実際に多様な食文化を背景とする人々が乗船しているので、並びながら近くにいる人に「これは何ですか?」「どのように食べるのですか?」なんて聞いてみるのもおもしろそう。
これだけたくさんの食文化が一堂に会するのはアジアンクルーズならでは。さまざまな食文化体験ができるので、子どもと一緒に、ぜひいろいろ試してみたいものです。
寄港地であるタイやマレーシアの代表的な料理のほか、宗教に配慮したものや洋食、中華などとにかく種類が豊富なことに驚かされる
また、数あるアクティビティの中でも印象深かったのは、ブリッジツアー(要予約)。
操舵室を見学することができるだけでなく、オペレーションルームの中をキャプテンや上級船員に案内してもらえるオプション(有料)もあり、15万トンもの巨大なクルーズ船がどのように運航されているのかを間近で見ることができます。当然のことながら「面舵いっぱ~い!」の世界ではなく、たくさんの機械に囲まれたブリッジに入ってみるだけでもかなりの興奮!乗り物好きな子どもだけでなく、機械好きな子にも喜ばれるのではないでしょうか。
ゴールデンウィーク向けプランも
今回は3泊5日(帰国便機内泊)の短いクルーズで、2日目はマレーシアのペナン島、3日目はタイのプーケットに寄港、それぞれの街で下船して観光を楽しみました。