3姉妹・次女と二人きり、1対1の旅で親が知ったこと
わが家には小学6年生、4年生、1年生の娘がいます。4年生の次女が小学校で1/2成人式を終えた2月のある週末、次女と二人きりで初めての2泊3日の旅にでかけました。子どもと1対1の時間、そこから親の私が学んだこととは…。
母をひとり占め、特別な時間
かなり前からこの旅を楽しみにしていた次女。出発の金曜日は学校を早退して帰ったので、特別感が5割増しです(笑)。
そして三姉妹のわが家は、当然ですが母を独り占めする時間はゼロ。きょうだいの多い子どもたちにとって、この“自分だけの特別な時間”、“特別あつかい”はとても心に残るようです。ちょうど4年前、長女と2人旅をしたときに彼女が発した、「今の私は、一人っ子に見えているのかな~?」。
このフレーズが今でも印象に残っています(笑)。
いつも上と下に挟まれている次女、今回の旅では自分のペースを貫くことができました。見たいもの、食べたいもの、歩くスピードや食事のペースも、この旅の間は完全にマイペース。親の私も、次女のペースを改めて知るよい機会になりました。
娘のリクエストに応えた旅プラン
・観光
「まだ行ったことのない、四国に行ってみたい」という次女のリクエストに応え、行き先は愛媛県松山市。山口県柳井市から愛媛県まで船の旅、娘は初めてのフェリーです。私も車の運転から解放され、2人でゆっくり話ができるので、この選択はナイスチョイスでした。宿は旅気分を味わうために、あえて道後温泉のど真ん中にとり、浴衣姿で商店街を歩いたり、温泉を楽しむことができました。
・食
「珍しいものを食べたい」、「おいしいスイーツを食べたい」と言っていた次女の旅のテーマは“グルメ”でした。愛媛といえば“みかん”。大好きな柑橘系の生ジュースやジェラートもはずしません。その他、ご当地グルメの三津浜焼き(お好み焼き)など、食べたいものをひとつずつ制覇しました。
・カメラ
そしてもうひとつのお楽しみがカメラ。わが家は2人旅の際には、娘にもカメラを1台持たせるようにしています。
今回は絞り、露出、被写界深度を手元で簡単に調整できるコンパクトデジタルカメラを持たせました。最初に必要最低限の操作方法を教え、その後は自由に撮りたいものを撮りました。
道後温泉や松山城などを“観光”しながら、歩いては撮って、食べては撮って(笑)。親子の旅というよりは、“女子旅”。こうして一緒に楽しめるまで成長したんだなと、感慨深いものがありました。