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「いじめられにくい子」を育むママの心得3つ

あんふぁん
「いじめられにくい子」を育むママの心得3つ


多くのママやパパは、わが子が「いじめっ子にならないように」そして、「友達からいじめられたりしないように」と心を配りながら子育てをしているのではないでしょうか。しかし、「いじめ」がゼロという環境はなかなか難しいという現実も。

では、親ができることって何でしょう?実は、わが子をいじめられにくい体質に育てるコツがあるのです。
今回は心理カウンセラーの筆者が、子どもに「いじめられにくい体質」をつくるための3つのコツを紹介します。

1.「やってあげる」より「やり方を教える」


大人から見て、小学校低学年くらいまでの子どもは、何かとできないことが多い存在です。トロトロとした子どもの行動をイライラしながら見つめたり、待つことができずについつい「やってあげちゃう」というママもいるのでは?
しかし、実はこの「やってあげちゃう」こそがくせ者。子どもの代わりに親が手を出すと、子どもの心は自信を失ってしまうことが。こうした経験が積み重なると、自信のなさが言動に出て、いじめられやすくなることもあるのです。


子どものできないことは、親がやってあげるのではなく、やり方を教え、ひとりでできるようにサポートすることで自信をつけさせてあげましょう。

2.子どもの決断を尊重する


大人から見ると、子どもは不要なものやダメそうなものをあえて選んでしまうように感じます。例えば、お祭りに行けば栄養もあってお腹にもたまるお好み焼きを食べずに、歯に悪そうな綿菓子をほしがったり、ささやかな景品しかない当りくじをやりたがったり…。
でもそこで「そんなのダメよ、こっちにしなさい」と、親の良いと思う方向へ誘導するのではなく、子どもの決断をできる限り尊重してあげるのがおすすめです。

自分の意見や決断をないがしろにされることに慣れた子どもは、友達に対しても必要な自己主張をすることができなくなります。友達から見ると、きちんと意見を言わない頼りないタイプに見えてしまい、知らず知らずのうちに友達からもないがしろにされてしまうケースが見られます。

3.「得意」をひとつ伸ばしてあげる


子どもたちの個性はさまざま。ある子はお絵かき、ある子は歌、ある子は運動、ある子は本を読むのが得意…それぞれ違うけれど、かならずどの子も、どこかに得意な分野をもっているものです。
これを、本人が「得意だ」と認識できるかどうかはまわりの大人次第。自分で、これが得意なのだ!と感じ、自信につなげていけると、友達との付き合いの中でも、例えば「あの子はお絵かきが上手だから」と一目置かれ、いじめられにくい体質を作ることができます。

どの分野でも、ひとつでいいので、子どもが自信をもてる分野を見つけてあげるのがおすすめです。上手にサポートして伸ばしてあげられれば、それは揺るぎない自信となって、友達づきあいに活かされていくでしょう。

キーワードは「自信」!


これまで見てきたように、いじめられにくい体質を作るのは子どもの自信です。自信がなく揺らぎの多い子は、自信をもって自己主張できるタイプの子に押されてしまいやすくなります。そして、結果的にグループの中で意見を尊重してもらえない役まわりになることも。

こうすれば100%ということはありませんが、わが子にはある程度の自信、そして様々なことを自分で行えるだけの行動力を身につけさせるようにしましょう。
それが自然といじめられにくい体質へと成長していくことにつながると思います。

<文・写真:フリーランス記者あん茉莉安>

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