せっかく作ったご飯を数口しか食べてくれない!食の細い子どもにイライラしてしまうことはありませんか?
親になってびっくり!わが子が少食過ぎる
筆者が保育士をしていた頃、受け持ちの子どもたちは、好き嫌いがあったり、食べる量であったり、個人差があるものの、ほとんどの子が給食をある程度食べる、もしくは残さず食べる。それが当たり前の食事風景でした。
しかし、ママとしてわが子をいざ育ててみると、びっくりするほど食べないのです!
保育園の子どもたちが給食をよく食べるのはなぜ?
保育園でどの子どももよく食べていた理由は、友達の存在が大きいと思います。1~3歳は、友達がしていることは何でもしたくなる年頃。友達が隣で食べる、その環境だけで「ぼくも!」「わたしも!」と、自然に食事への意欲につながります。
また栄養士が食事を用意し、数名の保育士が協力して保育するので、子どもを待たせず楽しい雰囲気で食事をスタートできるところも、よいのだと思います。普段からおままごとや絵本、制作あそび、野菜を育てるなど、あそびの中で食育をしているということも意欲につながっています。ママがそれら役目をすべてひとりでこなすなんて、至難の業ですよね。
少食な子ども、解決策はあるの?
そんな時、一般的に言われているのが
・もっと運動をさせましょう
・一緒にいる大人がおいしそうに食べましょう(楽しい雰囲気作り)
・おやつを減らしましょう
・彩りや見た目を工夫しましょう
・絵本や遊びの中で食への興味をもたせましょう
このようなアドバイスです。筆者も保育士として勤務していたころ、保護者に伝えていたことです。
忙しいママでもすぐできる!おすすめの声かけ
忙しいママでもすぐできる、子どもの気分がのらない時におすすめの声かけ法を紹介します。
・「ごはんが逃げていくよ~お口で捕まえて!」
これはあまのじゃくな子どもにぴったり。食べたら「いててー!」と痛がると大笑い。
・「りすさんのお口で小さく食べよう」「次はライオンさんのお口で大きく食べよう」
変化をつけると楽しく食べられます。
・野菜を食べたら「わ!ほっぺがつるつるになったみたい!」、お肉を食べたら「あれ?筋肉ムキムキになったね!」
子どもが喜ぶ食べ物の効果を伝えます。なるべく具体的なことを伝えると、だんだんと自分から意識して食べるようになってくるのでおすすめです。