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英語脳は6歳まで?みんなが勘違いしている!?幼児の英語教育

あんふぁん
「将来、子どもが英語を話せるようにするためにはどうしたらよいですか?」

これは私が幼児の英語教育に携わってから、一番よく聞かれる質問です。
2020年度に全国の小学校で英語教育が必修化することを受け、英語教育を重視するママが増えています。

そんな教育熱心なママたちからの質問の中には「あれ?」と感じてしまうものも。
今回は私の経験も含めながら、みなさんが勘違いしているかもしれない英語教育のいろいろをQ&A形式で紹介したいと思います。

英語脳は6歳まで?みんなが勘違いしている!?幼児の英語教育


Q. 英語耳・英語脳は6歳までしか育たないの?



A. 幼児期(1~6歳)は「聞く」と「話す」がとても得意な時期です。そして、リスニング能力については、やはり早い時期から英語を始めた子どものほうが発音が良いと感じます。
でも、6歳を過ぎても英語耳、英語脳を育てることは可能です。
私の経験の範囲内ですが、年齢に関わらず、良い耳を持つ人は日本語にない"R"と"L"の聞き取りもできますし、聞き取りができれば、その音を自分で作り出すこともできます。

英語と日本語は周波数が違う、音節が違うから聞き取りづらいなどと言われますが、大人になってから環境や勉強法で克服し、ネィティブ並みの発音を身につけている人が私の周りにはたくさんいます。

Q. 英語に興味がないわが子。英語を学ばせるのはムリ?



A. 子どもが英語に興味がないと悲しんでいる人は、まず自分が英語に興味があるかを考えてみましょう。
私が英語を学ぶ上で一番大切だと思うのは、子どもだけでなく、大人も一緒にやってみること。一番効果的なのは、で以前にお伝えした、子どもが好きな遊びを英語で大人が一緒にやることです。
でも、それが難しい場合は、自分が好きな海外アーティストの曲を子どもに聴かせたり、海外旅行に行ったときのエピソードを話してあげるだけでも大丈夫。
家庭で身近に英語の存在を感じられる環境が子どもの言語感覚を養います。

Q. 日本人の親が英語を教えるのはよくないの?



A. 発音を重視される保護者にはネィティブの先生とのレッスンをおすすめしています。
しかし、「英語を嫌いにならない子ども」を育てたいのであれば、日本人のママやパパが英語を教えることに私は大賛成です。
幼少期から英語に触れておけば、子どもが成長してやる気になった時にぐんと伸びます。そのためにはやはり子ども本人が楽しめる形を大人が一緒になって作り上げることが一番。
幼少期は「大好きなママやパパ」と一緒に「遊びながら学ぶ」ことが、子どもの心も育てます。

英語脳は6歳まで?みんなが勘違いしている!?幼児の英語教育


Q. お金をかけているのにちっとも上達しない!



A. レッスンに通わせているのに、英語が身についていない!」という相談もよく受けます。
そのような相談に限って「レッスンにさえ通わせていれば大丈夫」と家庭でのサポートがない場合がほとんど。
週に1度、1時間程度のレッスンに通わせているだけでは英語は身につきません。
家庭で習い事と連動している教材のCDを聴かせ、DVDを見せるのは大切な親の役目。子どもと一緒にCDを聴いて、DVD鑑賞ができればなおよしです。

私が教えているクラスの子どもたちも家庭でのサポートのあるなしで、あきらかに習熟度に違いが見られます。

英語脳は6歳まで?みんなが勘違いしている!?幼児の英語教育


英語教育は年齢があがると、子どもの努力も親の努力もより必要になりますが、幼児期に種まきをしておくと、この努力が軽減されます。「大人も一緒に楽しむ」をキーワードにこの春から親子で英語を楽しんでみませんか。

<文・写真:フリーランス記者稲井華子>

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