ハンカチ落としで仲間外れに?小1娘ととった作戦とは
子どもが学校でトラブルに。そんな時、親はどのように対応すべきか悩みます。今回は娘が仲間に入れず泣いていたときの体験談をまとめました。
3年前、娘が小学校に入学した時の話です。入学式から2か月ほどたった頃、娘が学校へ行くのを嫌がるようになりました。下校後もなんだか浮かない様子。
つい先日まで楽しくて仕方ない様子だったのに、何があったのか。娘に問いただしても、言いたくないのかはっきりしません。
学校でどう過ごしているのか、心配で仕方がない日が続きました。しかし、娘が話したがらない上に、楽しそうに帰宅する日もあり、とりあえず様子を見ていました。
そんなある日、帰宅後、玄関に入るなり娘が号泣。よっぽど耐えられなくなったのでしょう。これはチャンスだと思い、もう一度何があったのか、何を困ってるのか聞いてみると、「ハンカチ落としに入れてもらえない…」とぽつぽつと話しだしました。
ハンカチ落とし…え?それだけ?とあっけにとられてしまいました。が、娘はこの一件で毎日悩むほどつらい様子。
クラスで、休み時間になるたびに大きな輪を作ってハンカチ落としをしていて、それを取り仕切っているのはひとりの男の子で、いうことを聞かないといけないのだそう。
小さな社会ですが、もうリーダー的な存在が現れていました。
特に娘を落ち込ませた原因は、入れてもらえる友達がいる中、入れてもらえない自分がいるという事実でした。
まずはこの状態を何とかしなくてはなりません。先生に相談すれば解決はするでしょうが、一時的なもののような気もしました。
娘と一緒にどうすれば仲間に入れてもらえるのかを話し合うために、より詳しくクラスの状況を聞き出しました。
まず、ハンカチ落としに参加しているのは、クラスの全員ではなく一部であること。リーダー的な男の子はとても盛り上げ上手で、娘はその仲間に入りたいことがわかりました。
そこで、「仲間に入れてもらえないときはどんな時?」と聞いてみたところ、人数が多くなった時とのこと。
では、「いつも参加しているのは?」と聞くとほぼ男の子で女の子で参加しているのは「ハンカチを持っている子」とのことでした。
そこで、「ちょっと珍しいハンカチを持っていってみるのはどう?」と提案。そして、いつもと変化をつけるために「少しオシャレしてワンピースを着て変身して行ってみよう!」と2人で作戦をたてました。
2人で考えた作戦が成功するのか?わくわく感もあり、次の日の朝は笑顔で家を出ることができました。
「失敗したら、また新しい作戦を考えようね。」と話して送り出しました。
結果、娘はあっさりと仲間に入れてもらえ、その後、もめることなくクラスになじめたようでした。
娘の悲しい顔を見て、はじめは頭に血が上りました。
「仲間外れなんていけないし、みんな仲良くすればいいじゃないか、それがルールでしょう」と。
でも、子どもには子どもの世界があり、まずは自分で輪の中に入れるようにもっていきたいと考えました。一度冷静になってまずは娘の気持ちに寄り添い、たくさん話をしました。
そこで明確な悪意があるわけではないことに気づき、きっかけを作ることで、娘に自分で乗り越えさせることができたと思います。
解決していく途中で特に私が気を遣ったことは、相手を悪く言わないこと。
悪く言った時点で、娘はその子を嫌いになってしまったり、状況をよく見ることができなくなるのではないかと思ったのです。
今回のケースでは、リーダーの子に悪意はなく、みんなを仲間に入れてあげたくても、入れられない子どもなりの事情がありました。一緒にゲームするメンバーへの気遣いから、そうなっていたように感じます。
その後、娘は一度受け入れられたことにより、満足したようで、入れなくて困ってるお友達にハンカチを貸し出した結果、みんなが入れるようになったとのこと。
今回の一件は、娘にとっても私にとっても初めての経験で、悲しい思いもしましたが、相手を変えるのではなく、まず自分から変わる、そして工夫が大切ということに気づくことができました。また娘と話し合い、一緒に乗り越えたことで、親子の信頼も築けたと思います。
学校から帰宅後、玄関で号泣してしまった娘
3年前、娘が小学校に入学した時の話です。入学式から2か月ほどたった頃、娘が学校へ行くのを嫌がるようになりました。下校後もなんだか浮かない様子。
つい先日まで楽しくて仕方ない様子だったのに、何があったのか。娘に問いただしても、言いたくないのかはっきりしません。
学校でどう過ごしているのか、心配で仕方がない日が続きました。しかし、娘が話したがらない上に、楽しそうに帰宅する日もあり、とりあえず様子を見ていました。
そんなある日、帰宅後、玄関に入るなり娘が号泣。よっぽど耐えられなくなったのでしょう。これはチャンスだと思い、もう一度何があったのか、何を困ってるのか聞いてみると、「ハンカチ落としに入れてもらえない…」とぽつぽつと話しだしました。
クラスのリーダー的存在が決まりだすころ。ゲームの中に入れてもらえない娘
ハンカチ落とし…え?それだけ?とあっけにとられてしまいました。が、娘はこの一件で毎日悩むほどつらい様子。
クラスで、休み時間になるたびに大きな輪を作ってハンカチ落としをしていて、それを取り仕切っているのはひとりの男の子で、いうことを聞かないといけないのだそう。
小さな社会ですが、もうリーダー的な存在が現れていました。
お母さんはあなたの味方!ゆっくり話を聞いてみたら
特に娘を落ち込ませた原因は、入れてもらえる友達がいる中、入れてもらえない自分がいるという事実でした。
まずはこの状態を何とかしなくてはなりません。先生に相談すれば解決はするでしょうが、一時的なもののような気もしました。
娘と一緒にどうすれば仲間に入れてもらえるのかを話し合うために、より詳しくクラスの状況を聞き出しました。
まず、ハンカチ落としに参加しているのは、クラスの全員ではなく一部であること。リーダー的な男の子はとても盛り上げ上手で、娘はその仲間に入りたいことがわかりました。
そこで、「仲間に入れてもらえないときはどんな時?」と聞いてみたところ、人数が多くなった時とのこと。
では、「いつも参加しているのは?」と聞くとほぼ男の子で女の子で参加しているのは「ハンカチを持っている子」とのことでした。
作戦を一緒に考えよう!と提案
そこで、「ちょっと珍しいハンカチを持っていってみるのはどう?」と提案。そして、いつもと変化をつけるために「少しオシャレしてワンピースを着て変身して行ってみよう!」と2人で作戦をたてました。
2人で考えた作戦が成功するのか?わくわく感もあり、次の日の朝は笑顔で家を出ることができました。
「失敗したら、また新しい作戦を考えようね。」と話して送り出しました。
結果、娘はあっさりと仲間に入れてもらえ、その後、もめることなくクラスになじめたようでした。
本音は先生に即、連絡したかったけれど…
娘の悲しい顔を見て、はじめは頭に血が上りました。
「仲間外れなんていけないし、みんな仲良くすればいいじゃないか、それがルールでしょう」と。
でも、子どもには子どもの世界があり、まずは自分で輪の中に入れるようにもっていきたいと考えました。一度冷静になってまずは娘の気持ちに寄り添い、たくさん話をしました。
そこで明確な悪意があるわけではないことに気づき、きっかけを作ることで、娘に自分で乗り越えさせることができたと思います。
解決していく途中で特に私が気を遣ったことは、相手を悪く言わないこと。
悪く言った時点で、娘はその子を嫌いになってしまったり、状況をよく見ることができなくなるのではないかと思ったのです。
今回のケースでは、リーダーの子に悪意はなく、みんなを仲間に入れてあげたくても、入れられない子どもなりの事情がありました。一緒にゲームするメンバーへの気遣いから、そうなっていたように感じます。
その後、娘は一度受け入れられたことにより、満足したようで、入れなくて困ってるお友達にハンカチを貸し出した結果、みんなが入れるようになったとのこと。
今回の一件は、娘にとっても私にとっても初めての経験で、悲しい思いもしましたが、相手を変えるのではなく、まず自分から変わる、そして工夫が大切ということに気づくことができました。また娘と話し合い、一緒に乗り越えたことで、親子の信頼も築けたと思います。