「幼稚園ってただ遊んでるだけ?」そう思ったらチェックして!幼児期の遊びが心体頭にどう影響するの?
その中で「自分の意見を言えること」「お友達や先生の意見を聞けること」が、新しい環境で自分の居場所を見つけるのに重要になってきます。
その意味でもこの結果は、とてもいい願いですね。「小学生になったら人の話をちゃんと聞くんだよ」「自分の意見を言いなさい」と親や先生に言われたからといって、できることではありません。幼稚園時代に、人との関わりや遊びを通して、お友達の話を聞くと自分の意見も聞いてもらえることや、イヤなことをイヤと言う大切さなどを、体感することが必要なのです。
幼稚園での“遊び”を通して、こんなに成長します!
子どもたちは遊べば遊ぶほど、遊びの質がどんどん高まっていきます。
幼稚園での遊びを通じて、どのように成長していくのか見てみましょう。
◆年少
ひとり遊びから始まり、同じことをする楽しさを知る
始めは一人ひとりが好きなことをバラバラに遊びます。同じ動作をする他者を感じて楽しい気持ちになる「身体同調」という感覚がありますが、園の環境に慣れてくると、隣のお友達を見て、「楽しそう、やってみようかな」という気持ちが芽生えてきます。
ままごとをしていたら、全員がお母さん役になっていても不都合を感じないのがこの時期です。
◆年中
役割を決めてお友達と一緒に楽しむ
友達とのやり取りの経験を積むと、相手に気持ちがあることや、ケンカをしても言葉で解決できることが分かり、その都度、どうしたらいいかを考えられるようになってきます。ままごとをしていても役割分担を決めて一緒に遊べるように。仲良しの友達ができる反面、お互いの主張が対立してケンカになったりもします。
◆年長
ひとつの遊びを通して、どんどん世界が広がる
見通しを立てて遊ぶことができるように。また、友達との関わりの中で、意見を出し合い、ひとつの遊びがどんどん発展したり、みんなで一緒にひとつのことを成し遂げる楽しさが分かるようになります。ままごとでも、見えない部分のシチュエーションを考えていたり、現実を取り入れたり、発想が豊かになり、遊びの世界がどんどん広がります。
ママの心配事に答えます
Q スマホの動画やゲームが好きでずっと遊んでいますが、遊びといえますか?
A この時代に生きていると、スマホ・パソコンはそのうち絶対触れるものです。全てを否定するわけではないですが、遊びは実際の経験の中で楽しみを見つけていくもの。