音楽で育児がラクになる!?演奏家が教える生活への取り入れ方3つ
2歳でイヤイヤ期、3歳で第一次反抗期、そして4歳になれば4歳の壁…。育児っていつのシーンもとても大変なことばかりで、ママも疲れてしまうことが多いかもしれません。基本的にいつ終わるとか、いつ楽になるということがないのが幼児期の育児です。
そんな、焦りの多い子どもの幼児期育児を、音楽の力を活用してちょっぴりラクにしてみませんか?
今回は、3歳から大人になるまでヴァイオリンを弾き続け、現在もアマチュアボランティアとして福祉施設などで演奏を続けている筆者が、実際に育児に活かせる音楽のアイデアを紹介します。
朝は明るい曲で始める
気持ちよく活動を始めたい朝ですが、現実には眠気がさしてグズってしまうことも多く、小学生でもなかなか、スムーズには動き出せないのが現実。
わが家では朝に、元気のよい、美しい、明るい曲をかけることにしています。
例えばリズミカルな「ラデツキー行進曲」や、運動会のような「天国と地獄」、情熱的な「カルメン」といったクラシック、ビッグバンドの名曲「シング・シング・シング」などはいかがでしょう。
とっておきはテーマパークで朝に演奏される、アニメ映画の名曲などのバンド演奏で、朝からテーマパークへ行ったような気分になることも手伝って、気分ものりやすいようです。
動画サイトなどでも気軽に見ることができますよ。
片付けの曲を決めて同じ曲順で掛け流す
片付けをする、させるというのは、たいていの家庭において、子育て苦行のひとつとなっていることでしょう。そんなときは、片付けの曲を決めてみてはいかがでしょうか。
手元に取り寄せている教材や、気に入った動画などで、「片付けをしよう!」という趣旨の曲があれば最適です。小さい子どもほど、すぐにのってきます。
年長さんから小学生にかけては、よく見るアニメの主題歌など、耳慣れたリズミカルな曲をほどほどの音量でかけてあげましょう。ポイントは毎回、同じ曲順で掛け流すことです。そうすることで、子どものほうにも「この曲が流れたら片付け」という意識が芽生えます。
さらに、片付けの途中に出てきた漫画を読んでしまったり、片付けているもので遊び始めるという事態も、意識の半分が音楽に持って行かれることで、極力減らすことができます。
夜はリラックスできる曲をかける
陽が沈んでも、まだまだテンションが高いのが子どもというもの。かたや大人はそろそろ疲れている上に、やることもたくさん…イライラしちゃう!夕刻以降はそんなことも増えがちです。