パパは専業主夫歴8年、3つの悩みと越えられない壁とは
みなさんには「パパ友」がいますか?
私は夫の転勤で東京から福岡に引っ越してきた4年前に、息子の新しい幼稚園でパパ友ができました。
今や2歳と9歳の娘がいて、家事や育児もバッチリこなすスーパー専業主夫。
今回はそんなパパ友Aさんに専業主夫で困ったこと、そしてやりがいや楽しさなどリアルな思いを聞いてみました。
Aさんは上の娘が2歳のときに仕事上で岐路に立たされ、夫婦で話し合った結果、専業主夫となることを決めました。それまでは共働きで、奥さんと家事は折半。
仕事のストレスから解放され、専業主夫生活を楽しもうと思ったのもつかの間、家事や育児がどっと押し寄せてきて、自分が抱くイメージとはまったく違っていたとのことです。
それと同時に家庭内で女性が担う役割の大変さがよく分かり、すべての女性に対して今まで以上に敬意を抱くように。
まわりのママ友に対しても、「ママってすごいね」といつもねぎらってくれます。
専業主夫歴8年目となるAさんの今の悩みトップ3を教えてもらいました。
・休みがない
主夫業は土日が休業…というわけではなく、子どもの世話や料理の準備など、休日はさらに忙しくなります。会社員の頃の自分はその大変さに気づけなかったとのこと。
・世間から評価されない
会社員は頑張りとともに、まわりから認められ、評価されます。しかし、主夫は頑張っても評価してもらえる場がなかなかないため、寂しさを感じることも。
・家族から「おいしい」のひと言がない
Aさんいわく、「おいしい=飲食料金」とのこと。レストランに行って、代金を支払わない人はいませんよね。「おいしい」のひと言はそれぐらい大切なのに、最近はそのひと言が家族から出てこなくなったとのことです。
主夫業のやりがいを聞いてみると、「子どもをひとりの人間として育てあげること。親の声かけ、そして心がけで子どものやる気が育ったり、逆に削がれる、そんなことを経験しながら自分自身も学んでいく課程がやる気につながっている」とのこと。
そんなAさんの唯一の息抜きは、ママ友とのランチ会!同じ目線で情報交換ができるママたちとのランチやお茶は、大切なストレス発散の場だそうです。
逆にママたちにとって、とことん調べるエンジニアタイプのAさんに教わる「面倒な家事の簡素化」や「水まわりをいかに美しくキープできるか」など目からうろこのレクチャーは大切な学びの場。
女性とは違う見解で物事を分析し、分かりやすく教えてくれるので、ママたちに大人気です。
なんでもこなすAさんの越えられない壁は…奥さんの下着を干す瞬間だそうです!
初めて専業主夫になって奥さんの下着を干した時の「女性は毎日勝負下着をはいているわけではないのか!」というトラウマがまだ残っているそう。
センシティブなAさんならではの意見に、ママたちはドキッとしてしまいました。
今回こうしてAさんに話を聞いて、家庭内での仕事や悩み、やりがいや息抜きなど、主夫も主婦も、性別に関わらず同じなのだと改めて感じました。
私も家事や育児で行き詰った時には、Aさんやママ友とランチをして、アドバイスをもらっています。
日本はこれからさらに働き方や家族のあり方の選択肢がどんどん広がっていくのではないでしょうか。
「男性はこうあるべき」「女性はこうあるべき」ではなく、柔軟な考え方を私たちひとりひとりが身につけて、誰にとっても暮らしやすい社会にしていきたいですね。
<文・写真:ライター稲井華子>
私は夫の転勤で東京から福岡に引っ越してきた4年前に、息子の新しい幼稚園でパパ友ができました。
今や2歳と9歳の娘がいて、家事や育児もバッチリこなすスーパー専業主夫。
今回はそんなパパ友Aさんに専業主夫で困ったこと、そしてやりがいや楽しさなどリアルな思いを聞いてみました。
家事と育児が押し寄せてくる!こんなに大変だったとは…
Aさんは上の娘が2歳のときに仕事上で岐路に立たされ、夫婦で話し合った結果、専業主夫となることを決めました。それまでは共働きで、奥さんと家事は折半。
仕事のストレスから解放され、専業主夫生活を楽しもうと思ったのもつかの間、家事や育児がどっと押し寄せてきて、自分が抱くイメージとはまったく違っていたとのことです。
それと同時に家庭内で女性が担う役割の大変さがよく分かり、すべての女性に対して今まで以上に敬意を抱くように。
まわりのママ友に対しても、「ママってすごいね」といつもねぎらってくれます。
休みや評価がないという悩みも
専業主夫歴8年目となるAさんの今の悩みトップ3を教えてもらいました。
・休みがない
主夫業は土日が休業…というわけではなく、子どもの世話や料理の準備など、休日はさらに忙しくなります。会社員の頃の自分はその大変さに気づけなかったとのこと。
・世間から評価されない
会社員は頑張りとともに、まわりから認められ、評価されます。しかし、主夫は頑張っても評価してもらえる場がなかなかないため、寂しさを感じることも。
・家族から「おいしい」のひと言がない
Aさんいわく、「おいしい=飲食料金」とのこと。レストランに行って、代金を支払わない人はいませんよね。「おいしい」のひと言はそれぐらい大切なのに、最近はそのひと言が家族から出てこなくなったとのことです。
やりがいと息抜き法は?
主夫業のやりがいを聞いてみると、「子どもをひとりの人間として育てあげること。親の声かけ、そして心がけで子どものやる気が育ったり、逆に削がれる、そんなことを経験しながら自分自身も学んでいく課程がやる気につながっている」とのこと。
そんなAさんの唯一の息抜きは、ママ友とのランチ会!同じ目線で情報交換ができるママたちとのランチやお茶は、大切なストレス発散の場だそうです。
逆にママたちにとって、とことん調べるエンジニアタイプのAさんに教わる「面倒な家事の簡素化」や「水まわりをいかに美しくキープできるか」など目からうろこのレクチャーは大切な学びの場。
女性とは違う見解で物事を分析し、分かりやすく教えてくれるので、ママたちに大人気です。
そんなAさんの超えられない壁とは…!
なんでもこなすAさんの越えられない壁は…奥さんの下着を干す瞬間だそうです!
初めて専業主夫になって奥さんの下着を干した時の「女性は毎日勝負下着をはいているわけではないのか!」というトラウマがまだ残っているそう。
センシティブなAさんならではの意見に、ママたちはドキッとしてしまいました。
今回こうしてAさんに話を聞いて、家庭内での仕事や悩み、やりがいや息抜きなど、主夫も主婦も、性別に関わらず同じなのだと改めて感じました。
私も家事や育児で行き詰った時には、Aさんやママ友とランチをして、アドバイスをもらっています。
日本はこれからさらに働き方や家族のあり方の選択肢がどんどん広がっていくのではないでしょうか。
「男性はこうあるべき」「女性はこうあるべき」ではなく、柔軟な考え方を私たちひとりひとりが身につけて、誰にとっても暮らしやすい社会にしていきたいですね。
<文・写真:ライター稲井華子>
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