思春期、受験、落ち着きがない…部屋の色で事態が好転!?
子どもは十人十色と言われるように、それぞれに個性があります。また、成長段階やそのときの状況によって、心理状態も変わるものですよね。そんな子どもに合わせて、リビングや子ども部屋に変化をつけると、事態が好転することも。
今回は二級建築士の筆者が、子どもの個性や状態に合わせた部屋の配色についてお伝えします。
少し落ち着いた生活をしてほしいときには【青】
「うちの子、寝るとき以外は少しもじっとしていられなくて…」という子どもにオススメなのは、気持ちを静め、心を落ち着かせてくれる“青”です。青は副交感神経に作用し、リラックス効果があります。
子ども部屋ならラグや寝具、棚や小物などに、リビングであればカーテンもいいですね。これからの季節は涼しさももたらしてくれるでしょう。手軽に取り入れるのであれば、マルチカバーに青系の色を用いてソファーにかけたり、クッションに青色を用いるのもおすすめ。
青色は食欲減退の効果があるため、青いテーブルクロスはダイエット中のママにはおすすめですが、育ち盛りの子どもには避けたほうが無難でしょう。
環境の変化でナーバスに…背中を押してあげたいときには【オレンジ】
何に対しても積極的な子がいる一方で、怖がりだったり人見知りだったり、あと一歩が踏み出せない子もたくさん。そんな子どもに取り入れてほしいのが、オレンジ色です。
太陽をイメージさせるオレンジ色は、活力をもたらし、勇気を与えます。親しみやすいカラーであることから、人見知り改善にも。協調性を高めてくれるため、リビングに使用すると家族仲が深まるかもしれません。
カーテンなど広範囲に取り入れると部屋全体の印象が明るくなりますし、子ども部屋の収納BOXなどに使うと、アクセントカラーとして目を引きそうです。洋服など身に着けるものにオレンジ色を用いてもいいですね。
思春期でギスギス!? 穏やかさを求めるときは【ピンク】
思春期に突入すると、親子間の関係もギスギスしがち。そんなときにはピンクを利用しましょう。
ピンク色は心を穏やかにしてくれ、優しい気持ちをもたらす効果があります。
リラックス効果もあるため、イライラした心にはぴったりのカラー。親子間に限らず、夫婦間をよくしたいときにも使用したい色です。リビングにピンク色の花を飾るなど、ちょっとしたインテリアに用いてみてください。
子ども部屋となると、女の子であれば比較的取り入れやすい色だと思いますが、男の子の場合だとちょっと難易度が上がりますね。