子どもと一度は行きたいトヨタ博物館!乗り物絵本が充実の図書室も
もうすぐ夏休み。小さな子どもがいると、夏のお出かけ先にもとても気を遣います。
かといって家にこもっているわけにはいかず、どこに行こうか悩むことも…。今回はそんな子連れファミリーにおすすめしたい「トヨタ博物館」を紹介します。
「トヨタ博物館」があるのは、愛知県長久手市。名古屋駅からは公共の交通機関で約40~45分ほど。
世界の自動車とクルマ文化の歴史を展示していることが有名で、その数なんとおよそ140台。
入り口にはトヨタ自動車初の生産型乗用車「トヨダAA型乗用車」が展示され、レトロチックなかわいさが目をひきます。
クルマ館の展示室に入るとワンフロア一面に車がズラリ。特に映画やドラマでしか見たことがないようなクラシックカーが見ごたえがあります。
大きく華美な装飾をまとったクラシックカーから、だんだんとスリムでスマートな現代の車へと変化していくさまは、見ていて面白く、最後には水素で動くトヨタ車MIRAIへとたどり着きます。
わが家の3歳の娘は特別車が好きというタイプではありませんが、広い展示室に多くの車が整列した様子はとても魅力的だったようで、あっちを見てはこっちをと館内を楽しそうにぐるぐるとまわっていました。
豊富なカラーバリエーションと、かっこよさを競った多くの車を前に、「私は何色が好き」、「お母さんはこの形が好き」と子どもと語り合う時間はとても楽しかったです。
また、娘が車を見ているうちに、「この車は笑っていて、この車は怒っている!車には表情があるんだね」と言い出しました。車をそんなふうに鑑賞したことがなかったので驚きました。
夫は車好きのため、ひとつひとつじっくりと眺め、私も車の歴史にとても興味をもちました。
館内には、子どもが楽しめるイベントや講座などが開催される「TINY STUDIO」という工房があります。
学芸スタッフが車の魅力をいろいろな角度からレクチャーしてくれたり、夏休みには、工作イベントが開催されることも。イベントは、主に週末に開催されていて、わが家が行った土曜日には、車関連のゲームがたくさん置いてありました。また2019年4月には「クルマ文化資料室」も新たにオープン。車が生まれた18世紀の半ばから現代までのスタイルの変化を約800台のミニチュアカーで見ることができます。
クルマ館では、車そのものを楽しむ展示でしたが、資料室では、車社会の歴史に触れられます。
モータショーのポスターや自動車切手など、文化的な展示が楽しめ、カーバッジやカーマスコットといった車の装飾品の展示は、精巧な作りや高いデザイン力を見ることができました。
博物館には車関連の書籍を集めた図書室もあります。小さな子ども向けに、乗りものに特化した絵本が集められた「のりもの・えほん・としょしつ」が併設されていて、展示やイベントを楽しむにはまだ少し早い子どもに立ち寄ってほしい場所。
小さな小屋のような内装もかわいく、娘は長い時間この図書室を楽しみました。
おもちゃや文房具、食品が並び、見ているだけで楽しいのが「ミュージアムショップ」。目玉はやはり、ミニチュアカー。目を見張るほどの種類の多さで、中には1万円を超えるものもありました!
子ども用におもしろいなと思ったのは、スプーンとフォーク。サイズが少し大きかったので、わが家は購入しませんでしたが、持ち手のところがスパナの形になっており、ごはんを食べるのが楽しくなりそうです。
ランチは館内のレストランがおすすめ。
わが家は初めて訪れたのでその名物カレーと、娘にはお子様メニューを注文しました。カレーはじっくりと煮込まれた濃厚な味がとてもおいしかったですよ。
ひと休みするならブックカフェへ。お菓子やコーヒーと一緒に車関連の書籍を楽しむことができます。こちらもオシャレな雰囲気でついつい長居してしまう居心地のよさです。わが家も歩きまわって疲れた足を、おいしいケーキとコーヒーで癒しました。
こちらに訪れてから、娘は自宅の車にも親しみがわき、駐車場に停めてある車に「待っててくれてありがとう」と話しかけることも。また、ドライブをますます楽しむようになりました。
展示はすべて屋内展示なので、天候にも左右されないのがうれしいところ。トイレトレーニング中のわが子をすぐにお手洗いに連れて行ってあげられる安心感もよかったです。
夏休みのお出かけ先の候補として「トヨタ博物館」はいかがでしょうか。
トヨタ博物館
<文・写真:ライター幸森陽子>
かといって家にこもっているわけにはいかず、どこに行こうか悩むことも…。今回はそんな子連れファミリーにおすすめしたい「トヨタ博物館」を紹介します。
トヨタ博物館の見どころ!
「トヨタ博物館」があるのは、愛知県長久手市。名古屋駅からは公共の交通機関で約40~45分ほど。
世界の自動車とクルマ文化の歴史を展示していることが有名で、その数なんとおよそ140台。
入り口にはトヨタ自動車初の生産型乗用車「トヨダAA型乗用車」が展示され、レトロチックなかわいさが目をひきます。
クルマ館の展示室に入るとワンフロア一面に車がズラリ。特に映画やドラマでしか見たことがないようなクラシックカーが見ごたえがあります。
大きく華美な装飾をまとったクラシックカーから、だんだんとスリムでスマートな現代の車へと変化していくさまは、見ていて面白く、最後には水素で動くトヨタ車MIRAIへとたどり着きます。
わが家の3歳の娘は特別車が好きというタイプではありませんが、広い展示室に多くの車が整列した様子はとても魅力的だったようで、あっちを見てはこっちをと館内を楽しそうにぐるぐるとまわっていました。
豊富なカラーバリエーションと、かっこよさを競った多くの車を前に、「私は何色が好き」、「お母さんはこの形が好き」と子どもと語り合う時間はとても楽しかったです。
また、娘が車を見ているうちに、「この車は笑っていて、この車は怒っている!車には表情があるんだね」と言い出しました。車をそんなふうに鑑賞したことがなかったので驚きました。
夫は車好きのため、ひとつひとつじっくりと眺め、私も車の歴史にとても興味をもちました。
子どもだけでなく親もとても楽しめる場所です。
子どもが楽しめるイベントも開催!
館内には、子どもが楽しめるイベントや講座などが開催される「TINY STUDIO」という工房があります。
学芸スタッフが車の魅力をいろいろな角度からレクチャーしてくれたり、夏休みには、工作イベントが開催されることも。イベントは、主に週末に開催されていて、わが家が行った土曜日には、車関連のゲームがたくさん置いてありました。また2019年4月には「クルマ文化資料室」も新たにオープン。車が生まれた18世紀の半ばから現代までのスタイルの変化を約800台のミニチュアカーで見ることができます。
クルマ館では、車そのものを楽しむ展示でしたが、資料室では、車社会の歴史に触れられます。
モータショーのポスターや自動車切手など、文化的な展示が楽しめ、カーバッジやカーマスコットといった車の装飾品の展示は、精巧な作りや高いデザイン力を見ることができました。
本好きの子どもには、図書室がおすすめ!
博物館には車関連の書籍を集めた図書室もあります。小さな子ども向けに、乗りものに特化した絵本が集められた「のりもの・えほん・としょしつ」が併設されていて、展示やイベントを楽しむにはまだ少し早い子どもに立ち寄ってほしい場所。
小さな小屋のような内装もかわいく、娘は長い時間この図書室を楽しみました。
ミュージアムショップも面白い!
おもちゃや文房具、食品が並び、見ているだけで楽しいのが「ミュージアムショップ」。目玉はやはり、ミニチュアカー。目を見張るほどの種類の多さで、中には1万円を超えるものもありました!
子ども用におもしろいなと思ったのは、スプーンとフォーク。サイズが少し大きかったので、わが家は購入しませんでしたが、持ち手のところがスパナの形になっており、ごはんを食べるのが楽しくなりそうです。
お子様ランチや名物カレーもおすすめ!
ランチは館内のレストランがおすすめ。
地元テレビ番組にも取り上げられたことがある有名なカレーが人気だそう。お子様メニューも車のトレイが使わていたりと遊び心満載です。
わが家は初めて訪れたのでその名物カレーと、娘にはお子様メニューを注文しました。カレーはじっくりと煮込まれた濃厚な味がとてもおいしかったですよ。
ひと休みするならブックカフェへ。お菓子やコーヒーと一緒に車関連の書籍を楽しむことができます。こちらもオシャレな雰囲気でついつい長居してしまう居心地のよさです。わが家も歩きまわって疲れた足を、おいしいケーキとコーヒーで癒しました。
展示はすべて屋内展示なので、天候にも左右されないのがうれしいところ。トイレトレーニング中のわが子をすぐにお手洗いに連れて行ってあげられる安心感もよかったです。
夏休みのお出かけ先の候補として「トヨタ博物館」はいかがでしょうか。
トヨタ博物館
<文・写真:ライター幸森陽子>