うれしいのは子どもだけ!?夏休みに家事が進まないストレス解決法
夏の過ごし方についての読者アンケートを読むと「子どもが夏休みで昼食に困る」「イライラが増える」など、悩んでいるママたちの声がたくさん聞こえてきました。そこで、今年の夏は気持ちがラクになるように、日本アンガーマネジメント協会の篠真希さんにハッピーに過ごすコツを教えてもらいます。
夏休みは「いつも通りができない」が当たり前!
子どもの夏休みが始まると、家事や買い物など、なかなかうまく進まずにストレスがたまります。ママのやることも多くなってどうしてもキャパオーバーになりがちに。なので、夏休みが始まったら「いつも通りにはできない」といい意味で割り切ることが大切です。
状況が違うのだから、家事に集中できないのは当たり前。いつもと同じように過ごそうとは思わずに、今の環境で自分が「できること」を明確にしましょう。例えば、時間はかかりますが、家事を子どもと一緒にやってみるのもいいでしょう。
楽しい時間を共有することは親子の信頼関係を深めます。また、全てを完璧にやろうと思わないことも大切。子どもとの遊びを優先する日は、夕食を総菜で済ませるなど自分の中で優先順位を付けるとモヤモヤした気持ちを抱かなくなります。
子どもへの期待値のハードルは低く、ほめてやる気アップ
家事の次に「子どもが言うことを聞かない」という悩みも多いですが、子どもをコントロールするのは至難の業。なので、「そもそも子どもは言うことを聞かないもの」という前提でいると、子どもがちょっといい子にしてくれただけですごく感動します。必要以上に期待して子どもにプレッシャーをかけるより、褒めたほうが子どものやる気もアップ。「すごいね!やればできるもんね」と言えば、その気になってどんどんお手伝いしてくれますよ。できないことに目を向けるのではなくて、できたことに目を向けてたくさんほめてあげてください。
自分の中の「○○べき」を一旦手放してみよう
では、なぜイライラしてしまうのでしょうか。それはきっと、自分が理想とする、“○○べき”にとらわれているから。「母はこうあるべき」「食事は栄養を考えるべき」という理想像を追いかけていると、できなかったときにネガティブな感情が膨らんで、「私の要領が悪いから」「子どもがわがまま言うから」などと考え、イライラの原因になります。だから夏休みは“べき”もお休みしてみましょう。現代は、育児書やSNSから、常に理想がチラチラと目の前に見せられている状況。