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3歳児がすすんで歯磨きしやすい大きな口を開ける!そのひと工夫とは

あんふぁん
子どもの歯磨き。虫歯になった時のリスクを思うと、きちんと磨けているかとプレッシャーを感じます。しかも、なかなか口を開けないわが子に、手こずるたびに親もだんだんとイヤになってしまいます。毎日のことなのでなおさら…。

そんな日々を過ごしてきた娘は、現在3歳。今ではとても上手に口を開けるようになり、仕上げ磨きのストレスが激減しました。
ここまでのわが家の工夫と、一番効果があったと感じているものを紹介します。

3歳児がすすんで歯磨きしやすい大きな口を開ける!そのひと工夫とは

最初はまず絵本から、歯磨きは口を開けるものと知る


歯磨き育児の最初は、やはり絵本が手を出しやすいと思います。
絵本なら子どもにもわかりやすく、歯磨きとは口を開けてするものだと理解しやすいはず。

赤ちゃんのうちは歯の本数も少なく、面積も小さいことからあっという間に歯磨きを終わらせることができました。しかし問題は奥歯まで生え、歯磨きに少し時間がかかるようになってから。きちんと口を開けてほしくなってからが歯磨き育児の苦労の始まりでした。

慣れない歯磨きに時間がかかってしまったり、イヤがる子ども相手に次第にイライラ。ついつい歯ブラシを握る手に力が入ってしまい、歯茎を傷つけてしまうことも。この経験から娘はすごく歯磨きを怖がるようになってしまったのです。

次は変化球、歯磨きを楽しいものに変えたい


娘にスムーズに口を開けさせるには、痛い思いをさせてしまったことを深く反省し、まずは歯磨きを楽しいものへと変化させる必要がありました。

そこで子どもの大好きな歌作戦。娘は歌が大好きで、数々の場面で歌を活用しています。効果は充分にあり、私の様子をマネて、ぬいぐるみ相手に歌いながら歯磨きをしてあげるほどに。
歌を歌うと親の方も楽しい表情になることも大きな効果があったような気がします。眉間にしわを寄せながらの歯磨きはやはり楽しいものではありません。

3歳児がすすんで歯磨きしやすい大きな口を開ける!そのひと工夫とは


次第に歌は替え歌に発展しました。登場人物に、私たち両親や祖父母を登場させたり、虫歯菌とたたかったりとバリエーションを豊かに。歌の内容に口を大きく開けるくだりを入れたりと物語に工夫しました。

とても気に入ったようで、今日は〇〇を歌いながらお父さんを登場させてと、リクエストがあることも。わが家はこれでマンネリ化も防げたと思っています。ストーリーを考えるのも大変でしたが、笑い声のあがる歯磨きタイムになりました。

今、1番効果があるのは、リアル体験


最後に現在1番効果があったことです。それは実際の動物が口を開ける姿を見たこと。絵本や映像でも口を開けた動物は見られますが、わが子は実際に動物園で見たワニ、水族館で見たイルカの口を開ける姿を見て、とても大きな口を開けるようになりました。

水族館のイルカは実際に歯磨きの話をまじえながらの体験だったので、とても印象深かったようです。歯磨きが終わるとイルカも歯磨きするんだってねとうれしそうに話します。

ほかに口を開けさせる時に役立っているのが、旅先で一緒に見たシーサー。一方が口を開き、もう一方が口を閉じて対となる彼らは格好の歯磨き参考資料だと突然ひらめいた私。シーサーの口を指さし、「歯磨きのアーの口だよ!イーの口だよ!」と盛り上げました。
その日から歯磨きでイーして欲しい時はシーサーさん、上の歯を磨くときはイルカさん、下の歯を磨くときはワニさんのお口になってと話しています。旅行の楽しかった出来事も一緒に思い出すのか、かなり上機嫌で、歯磨きのしやすい大きな口を開けてくれます。

3歳児がすすんで歯磨きしやすい大きな口を開ける!そのひと工夫とは


小さな時から絵本や映像で口を開ける絵を何度も見ていたはずですが、今ほど上手に開けられたことはありません。
リアルな体験は影響が大きいですね。
年齢によるところも大きいとは思いますが、歯磨きで口を開けない子にはぜひ試してみてほしいです。


<文・写真:ライター幸森陽子>

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