記憶が飛ぶほど忙しい!3人の子育てに寄り添ってくれた5冊
私の子育てバイブルは絵本でした
子どもが生まれて絵本を知って、そこからもっと絵本を極めたいと絵本の資格を取ったりと、どっぷりと絵本にハマった私。私の子育ては絵本とともにありました。
働きながら、2歳違いの3人を育てる私の毎日は、記憶が飛ぶほどに忙しく、泣きたくなったり、イライラしたり、ため息をついたり…。
そんな日々をなんとかやってこられたのは、支えてくれた絵本があったから。
今回は、「この本があったから、私はやってこられた!」というものを紹介したいと思います。子育てしている中で、大変だな、泣いてしまいそう、そんな時に手にとってもらえたらうれしいです。
子どものための絵本は親にとっても子育てをラクにする1冊
これでイヤイヤ期も乗り超えられた!【パンツのはきかた】
「パンツのはきかた」
作:岸田今日子、絵:佐野洋子、出版社:福音館書店
【概要】
ピンクのこぶたちゃんがパンツを履こうと奮闘します。「はじめに片足いれるでしょ」と、ひとつひとつ段取りの説明とともに、こぶたちゃんがパンツをはいていきます。全編歌になっていて、楽譜もついています。
この絵本に私が出合ったのは、まさにわが子が2歳か3歳くらい、オムツがとれるかとれないか、そんな時期でした。しかも暑い暑い季節で汗だく。子どもはパンツを脱ぐのも一苦労、脱ぐ時にくるくるっとなってしまい、履こうと思ったらうまく履けない…。私はこの絵本を読んで、小さな子どもは「はじめに片足入れるでしょ。それから…」とひとつひとつ教えてあげないとわからないんだということを知ったのです。
それから、「私の当たり前」は「この子の当たり前」ではないと思えるようになり、子どもの「できない」にもあまりイライラしなくなりました。
そして、イヤイヤ期や、なんでも「自分で」の頃、ちょっとイラ~っときたときには、この歌が頭の中に流れ、少し自分を落ち着かせることができました。
寝かしつけが大変な時の救いの1冊【おやすみなさいコッコさん】
「おやすみなさいコッコさん」
作・絵:片山健、出版社:福音館書店
【概要】
いつまでも寝たくない、とがんばって起きていようとするコッコさん。やさしい月の語り掛けにやっぱり眠たくなってきます。「コッコはねむらないもん」と言いながら、眠りにつきます。
子どもが小さい頃、寝る前によく読んでいました。また、子どもが眠たくなったら、「コッコさん読んで」