収穫体験させてみたら、子どもの野菜ぎらいに変化が!
わが家が夏休みになると欠かさず行っているのは、「野菜の収穫体験」です。これは、近所の農家さんのイベントに参加したり、義両親の畑を借りたりし、長男が1歳の頃から毎年続けて今年で5回目になりました。
子どもたちと一緒に楽しむ収穫体験を通じて得られた、3つのことを紹介します。
想像力と観察力を身につけられる
まずは、収穫体験前にやっておくとよいことがあります。それは“予想をたてること”。「ピーマンはどうやって実になっているのかな?」「大きくなる前のトマトはどれくらいの大きさかな?」と、これから収穫する野菜について、子どもと一緒に考えて予想をたてておきます。
畑に到着したら、いざ答え合わせタイム!スーパーに並ぶ前の野菜の状態に興味津々です。
予想をたてて、答え合わせをすることで、想像力と観察力を同時に鍛えるチャンスになります。
大人も知らなかった発見があり、面白いですよ。
農家さんから教えていただいた「オクラの実のつき方」。太陽に向かって生えるそうです
野菜を育てる大変さを学び、食育に
5歳の長男は幼稚園でもミニトマトやキュウリを育てた経験があります。種をまくところから実が大きくなって収穫するまでの過程を見てきたこともあり、野菜が食べられる状態になるまでには「こんなに時間をかけているんだ」「太陽の光や水をあげて、お世話をすることが大切なのだ」ということを、収穫体験をした広い畑の中で改めて感じたようです。
いろいろな力が合わさった結果で野菜ができることを学び、大切に食べようとする気持ちが芽生えるきっかけになりました。
採れたての野菜のおいしさを知り、好き嫌い克服!
自分の目で選び、自分の手で一生懸命に収穫した野菜は、子どもたちにとって特別なもの。今まではお皿の端のほうによけたり、最後まで手をつけようとしなかったりする苦手な野菜も、自分で収穫した野菜は食べてみようという意欲がわくようです。
長男がこれまでの収穫体験を通じて好き嫌いを克服した野菜は、ミニトマトとナスです。
ピーマンとナスが苦手な3歳の次男も、この方法で!と思い、今回チャレンジしたところ、見事に克服しました。「自分で採った!」という特別感は大きなパワーとなり、子どもの成長につながります。
好き嫌い克服レシピ「豚とピーマン・ナスの甘辛みそ炒め」
ピーマンとナスが苦手な次男が、おかわりをするほど気に入ったわが家のおかず「豚とピーマン・ナスの甘辛みそ炒め」