お口ぽっかーんは要注意!鼻呼吸の習慣づけが大事なワケ
何度も噛むような食事内容にしたり、野菜スティックを与えてみたりと、口と口まわりの筋肉をしっかり使えるような食事を心がけます。飲み物はストローからコップに。ストローで飲み続けると、嚥下(飲み込む力と筋力)の力がつかないそうです。
食事をする時の姿勢も大切。足がぶらぶらしないよう90度の角度を保てるように、足元に台を置いてあげることも家でできることのひとつ。
その他、風船を口で膨らませるなどの遊びを取り入れることも、口まわりの筋肉のトレーニングによいそうです(風船は飲み込んでしまわないよう、必ず親と一緒に)。
デンタルランドに貼ってある口周りの体操。ぜひやってみよう!
鼻呼吸は一生の財産
上あごが鍛えられて鼻腔が広くなり鼻呼吸ができるようになると、鼻から空気が入るので雑菌が体内に入りにくくなります(鼻毛でゴミや菌を防ぐ)。
よって鼻炎やアレルギーも減るそうです。また口をぽかーんと開けることがなくなるので口の乾燥を防ぐことができ、虫歯や歯周病にもなりにくくなります。ひいては、将来のいびきや無呼吸症候群も予防できて、生涯の健康を保つ上でとても重要だそうです。
「歯と骨と筋肉、鼻呼吸や飲み込みなど、全身は互いにつながり影響し合っています。その土台となる“鼻呼吸”は一生の財産ですから、小さなうちから習慣づけてあげてください」という半井さんの言葉がとても印象的でした。
まずは家庭でできる小さなことから始めてみませんか。
<取材協力>
<文・写真:ライター沖田かへ>