3人目を生んで育児ストレスがグッと減った3つの理由
まわりのママ友から「3人目を迷っていて…」と相談を受けることがあります。ひとりでも2人でも大変な育児。3人目となると、「母の体力と精神力がもたない!」と、私も思っていました。
しかし3人目を生んでみると、子ども2人だったときよりも育児ストレスが減ったように感じます。
今回は8歳・5歳・1歳の子どもの母である私から、「子どもが3人になって、育児ストレスが減ったと感じる3つの理由」をお伝えします。
1:いい意味で「育児に完璧を求めなくなった」
子どもが早く欲しかった私にとって、結婚4年目にできたひとり目の子どもは念願叶った瞬間でした。育児書を読んでは、できる限りそれに近づけるように努力し、子どもを「きちんと」育てようと奮闘。しかし、がんばり過ぎて疲れ果て、泣いてばかりの日が続いたこともありました。
それから2年半後に2人目を授かり、上手に息抜きしたり、自分が楽しむ方法も覚えました。それでも子どもをきちんと育てたいという思いは変わらず、振り返ってみると、無理をしていたことも多かったです。
さらに3年半後、3人目に恵まれました。直後に引っ越しによる環境の変化、第2子の赤ちゃん返りなどで、私の疲労はピークに。
そこで気づいたのです。「大人の数が足りない!」と。
子どもは3人なのに、大人は2人。大人の数のほうが少ないのに、子ども全員きちんと育てるなんてできっこない!と開き直った瞬間でした。
それだけで、心がフッと軽くなりました。「親はなくとも子は育つ!勝手に育ってくれ!」と、育児に対する姿勢がガラリと変わりました。
たとえば、遊んだあとは片づけする習慣がつくようにと一緒に片づけをしていましたが、それができなかったところで死ぬわけでもないし…と後回しにすることも。
もちろん片づけできているほうが、部屋がきれいになって気分もいいのですが、子ども達が動かないことにイライラしたり、下の子の世話をしながら片づけをするのは大変でしたから、たまにはいいかと放置できるようになったのは大きな変化です。
今では、この「完璧を求めない」姿勢は、決して間違いではないと思うようになりました。私が頑張ることで疲れたり、イライラしていることは、子どもにもいい影響を及ぼすわけはなく、また3人目ができるまでは「子どものため」と先回りしてしまうことも多かったように感じます。今では、これくらいの心もちのほうが子どもの成長にいいのではないかと思っています。