ママになって感じた「働くことへのモヤモヤ」が晴れたきっかけ
働くことへの悩みや不安を抱えている人はいませんか?私も子どもが生まれてから、「働きたいけど子どもがいるからムリ」「今の仕事にやりがいを感じられない」「今のままでいいのだろうか」など、働くことに対してのモヤモヤをいつも抱えていました。
「やりたいことはあるけど、どうしていいか分からない」と悩んでいるときに、ママのためのキャリアデザイン・ワークショップが開催されることを知りました。
実際に参加してみて感じた、モヤモヤな気持ちが前向きになるまでの心境の変化をお伝えします
モヤモヤをスッキリさせるには?
私が参加したワークショップを主催している株式会社mog(ママ、お仕事がんばって!)の金子麻由子さんによると、「キャリアは、自分のやりたいこと(WILL)、自分のできること(CAN)、周囲からの要望(MUST)の重なりが大きいほど満足度が高くなります」とのこと。
そこで、まず行ったのが、社会人になってから現在までの充実度をラインチャートに書き出すこと。チャートが高かった時期は、なぜ充実していたのか掘り下げていきました。
私の場合、自分のカフェを開くことを目標にレストランで働いていていた時期…社会人として働き始めたころのチャートが高くなりました。
自己実現のために頑張っていたので充実感を得られていたのだと思います。また、人に喜んでもらえることや、人の役に立つことにやりがいを感じると再認識しました。
自分の強み(CAN)を明確にする
次に、今まで携わってきた業務や経験で身についた知識、スキルの洗い出し。そして、自分の強み(CAN)を明確にすることを行いました。
自分の短所はすぐに浮かびますが、自分の強みとなると悩んでしまい、なかなか見つけることができませんでした。
しかし、長所は短所の裏返し。〇〇〇〇〇という短所を長所と捉えて考えてみると、洞察力や共感力が高いこと、企画力や実行力が強みとして見えてきました。
今までは、弱みを克服することに重点をおいていましたが、自分の強みを生かせる仕事に就けばいいのだと前向きに考えられるようになりました。
自分のやりたいこと(WILL)を描く
最後に、自分のやりたいこと(WILL)を書き出しました。「子どもがいるからできないと思わずに、ここでは、妻や母としての肩書きは一旦はずして考えましょう」と金子さんからアドバイスをもらいました。
「WILL」を考える上で、自分はなんのために働いているのかを掘り下げてみました。すると私は、自分のやりがいのためや社会との繋がり、働く姿を子どもに見せたいからだということがわかりました。
そして、ほかの人の話を聞いて思ったことは、「なんのために働くか」は人それぞれなのだということ。お金のための人もいれば、社会的地位のための人もいます。ここでは、仕事をする上で一番大切にしたい自分の気持ちに気づけました。
自分の役割(MUST)もあわせて考える
レストランで働きたいという想いがあっても、家庭内での自分の役割(MUST)を考えたとき、「土日祝日が忙しい飲食店で働くのは難しい」と諦めてきました。
しかし今回のセミナーを通し、今回仕事で一番大切にしたい気持ちを明確にしたことで、以前は飲食業という職業にこだわっていましたが、「同じやりがいを感じられるなら、他の職業でもいいんだ!」と考え方が変わりました。
今後は、今自分が置かれた環境でできる人の役に立てる仕事をしていこうと思っています。
仕事や家庭に対してモヤモヤしている人は、WILL、CAN、MUSTを書き出して、客観的に自分を見つめることから始めてみてはいかがでしょう。
取材協力:ママリブラ
<文・写真:ライター三浦麻耶>