子育て情報『人前ではダメ!あなたのしかり方が自尊心を傷つけている』

人前ではダメ!あなたのしかり方が自尊心を傷つけている

目次

・日本の叱り方は、海外から見たら異様!?
・海外での叱り方は「他人の目がない場所」で「タイムアウト」制
・叱るコツは「自尊心を傷つけない」「自分で考える時間を与える」こと
人前ではダメ!あなたのしかり方が自尊心を傷つけている


子どもが悪いことをしているのを見たとき、思わずガミガミ叱ってしまうこと、ありますよね。私も3人の子どもを叱るときに、ついつい言いすぎてしまうことも…。
子どもの叱り方が、日本と海外では大きく異なるのを知っていますか?今回の記事では、筆者が外国人ママ達から聞いた日本と海外での叱り方の違いや、子どもを叱る際に意識したいポイントについて紹介します。

日本の叱り方は、海外から見たら異様!?

日本では、子どもが何か悪いことをした時に、その場で「ダメ!」と叱責することが多いように感じます。特に公共の場だと「静かにしなさい」「まわりの人に迷惑がかかるでしょ」など、まわりの目を気にするあまり、子どもを意図的にきつく叱ることも。
子どもはなぜそうしたのか、理由を聞いたり、釈明する機会も十分与えられないままに叱られているようにも感じます。
これは大人になってからも続いていて、日本の会社では「上司に叱られている部下」という構図もよく見る光景です。

しかし、この「人前で叱る」というのは、海外から見たら異様なのかも。

私の友人の外国人ママ達に話を聞いたところ、「人の前で叱責することは、その人の尊厳を傷つける行為のため、決してやってはいけない」とのことでした。
アジア圏、欧米圏の友人達が口を揃えて言っていたので、「日本の叱り方って、世界から見たら特殊なの?」と、この時初めて感じました。会社で上司がみんなの前で部下を叱責することも、海外ではありえない(場合によっては、上司が退職させられる)そうで、注意するときは別室に移動しているとのこと。

また、悪さをした子どもに対して「出て行きなさい!」と言ったり、部屋にひとりで閉じ込めたりすることは、日本では古くからしつけのひとつとして容認されている雰囲気があります。しかし、海外ではこの行為が虐待と取られる可能性もあります。

では、海外では実際どのように子どもを叱っているのでしょうか?友人のひとりが実践している方法が参考になったので、紹介します。

海外での叱り方は「他人の目がない場所」で「タイムアウト」制

子どもが悪いことをした場合、まず子どもと2人きりになるために、他の人の目がない部屋に移動します。外出中の場合は、なるべく人が少ない場所へ行きます。
それは、上述の通り「自尊心を傷つけないため」です。
なお、褒めるときは自尊心を高めるために人前で盛大に褒めます。

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