子育て情報『自分の気持ちが言えない子。裏側にある理由と親ができること』

自分の気持ちが言えない子。裏側にある理由と親ができること

目次

・言いたいことが言えない理由1:すぐ諦めてしまうから
・言いたいことが言えない理由2:ケンカになるのがイヤだから
・言いたいことが言えない理由3:どう言葉にしていいかわからないから
・子どものペースを大切にゆったり見守って
自分の気持ちが言えない子。裏側にある理由と親ができること


子どもは素直で、正直に何でも話をするものと思う人も多いかもしれません。でも中には、友達や先生に対して言いたいことを伝えられない子どももいます。
友達に上手に「イヤだ、やめて」を伝えられなかったり、本当は一緒に遊びたくても言い出せずにひとりになってしまったり…。そんなわが子に対して、親はどう関わればよいのでしょうか。
今回は心理カウンセラーの筆者が、言いたいことをなかなか言えない子どもへの親の関わり方についてお話しします。

言いたいことが言えない理由1:すぐ諦めてしまうから

友だちに言いたいことがあるのに、すぐ諦めてしまう子がいます。「どうせ言っても聞いてくれない」といったような考え方をしがちな子です。
わが家の次女がこのタイプなのですが、お友達と遊びたいという気持ちはあっても、「この前、イヤだって言われたから…」と誘うのを諦めてしまいます。

本人は遊びたくないわけではありません。しかし、前回イヤだと言われた時の悲しい気持ちが忘れられないのです。
「またイヤだと言われるのは辛いし、どうせ断られるかもしれない」と思うと、誘うことが面倒くさいという心理も働きます。このようなことは、いつも仲良くしている子との間にもよく起こるようです。子ども自信喪失してしまう、よくあるシーンです。

こんな時は、大人が「この前はそうだったかもしれないけれど、今回は違うかもしれないよ。また誘ってみてごらん」という声がけをしてみてはどうでしょうか。
子どもが小さいうちは、ほんの気まぐれで遊ぶのを断られてしまうこともあります。
この前ダメだったけれど、今回誘って「いいよ」と言われればそれが成功体験となり、その次も誘えるようになる子は多いのです。
緩やかな、強制しない言葉がけで、諦めない気持ちを伝えたいですね。

言いたいことが言えない理由2:ケンカになるのがイヤだから

トラブルを避けたいあまりに、自分の言いたいことを言わない子もいます。
友達から時折、嫌がらせをされてしまうという小学校低学年の子に出会ったことがあります。彼女は基本的に、その子に言い返さないようにしているようで、理由を聞くと「ケンカになるのがイヤだ」とのことでした。

このような子は、自分が相手から言われてイヤな気持ちになったという現実をしっかりと見つめることに加えて、相手に同じような気分を味わわせたくないという優しさをもっている芯の強い子どもであることが多いようです。

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