春から小学生なのに読み書きできない!今からできることは?
わが家が使ったのは偕成社の『あいうえおにぎり』です。かわいい絵とともに、リズムよく「あいうえお」を学べます。想像以上に短い期間で50音の”音“は覚えられたように感じます。
<指先を鍛える>
息子の家の中での行動を見ていても、たしかに模写が好きだというのは感じていたので、カラフルな色鉛筆を与え、自由に絵を描かせるようにしました。また、手の大きさに合う子ども用ハサミで自由に工作もさせました。
色鉛筆とハサミを使い慣れておけば、文字を書く際にも指がすんなり動くようになるのではと考えたからです。
ひらがな力ゼロでも一瞬で書けるように!
入学後、国語の授業では音読とひらがなの書き取りが毎日の宿題として出されますし、連絡帳も毎日自分で書く必要があります。
息子は入学してすぐのころは、とても苦労していましたが、指先を動かすのには慣れていたことと、クラスメイトを見て「僕も頑張ろう」という気持ちになったことが影響したようで、家でも自ら進んで練習するようになりました。
その結果、なんと入学から1か月程度で、ひらがなの読み書きをすっかりマスター!「あの時の心配は何だったんだろう?」と私も思わず拍子抜けでした。
ひらがなの先取りができなくても大丈夫!別の力を伸ばそう
小学校入学前は、文字にまったく興味がなく、自分の名前すら書けなかった息子。しかし、耳でひらがなの語順を覚える、お絵描きや工作に取り組むことを通して、指先を鍛えたことが功を奏したのか、あっという間に書けるようになりました。
就学前の子どもが「文字を覚えない」と不安な場合は、一旦思い切って「文字」から離れるのも手かもしれません。
子どもが興味のあることを見つけ、それを生かしながら間接的にうまくサポートできそうな方法を考えてみるのも、なかなかおもしろいですよ。
<文・写真:ライターnanahi>